「仕事に得意分野がない!」と悩むサラリーマンこそ極めるべきモノは?

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どの業務でもそつなくこなせるということは、これはある意味で非常に優秀だということです。しかも何か特定の分野ではなくて幅広く手を出せるというのは、これだけで十分に差別化できる要素なんです。

だったらここをもっと伸ばすことを考えるのが良いと思います。その時にできるだけジャンルの異なるエリアの仕事を拾えるようにすると、さらにユニークネスが高まります。営業のようなおカネを稼ぐ仕事も、バックオフィス側で数字管理をする仕事も両方が出来るとなったら、会社はその人を手放さないと思いますよ。

結局仕事というのは、需要があって、それに応えられるかなんです。幅が広いということは、需要に当たる確率もまた高いということですから、食いっぱぐれがなくなるんですね。その意味では、派手な出世はしないと思いますが、会社が潰れない限りその人の仕事が途切れることはないということになりそうです。

つまりリストラとは永遠に関係がないということで、それは中高年以降に有利に働くスキルになると思いますよ。

ですから積極的に、色々な仕事に関わって、「できること」の対象を広げていくのが良いと思います。とはいえ、こういう人は組織で上を目指さない方が良いですよ。せいぜい課長が上限で、それ以上のポジションはやらない方が良いと思います。

なぜかというと、組織に存在するタスクを上手に回すということと、タスクを作ることは種類の違う仕事だからです。そして立場が上になると、タスクを作る立場になったりしますから。たぶんこういう人は、その手の仕事が苦手だと思いますよ。

でもアフォな管理職は、その人が優秀だから、次はチームや組織を任せてみようって考えたりするんです。これがボタンの掛け違い。そういう人は、組織の長期目標を立てたり、人を導いてどこかに連れて行くみたいな仕事は苦手だったりするんです。

だから自分の分を弁えて、得意だと思えること、の枠から外れてはいけないのです。

また一芸に秀でようと、100点を目指すのもダメです。たぶん100点にするような集中力の使い方ができないんじゃないかと思います。そんなヒマがあるのなら、捌けるタスクの種類を増やすべきで、そちらは苦もなくできるはずなんですよ。だってそれこそがその人の得意分野なんですから。

ハッキリ言って、30歳を超えてから得意分野を変更するのって、非常に難しいですから。そんなことはしない方が幸せに生きられると思いますよ。

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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