イスラエルのイラン攻撃から始まる核戦争
ベラルーシのルカシェンコは、中国訪問で、兵器工場の建設と技術移転とそれに伴う中国の投資を呼び込み、続いて、イランを訪問する。ここでも武器工場をベラルーシに作ることになるようである。
イランと北朝鮮は自国に備蓄していた弾薬と火器をロ軍に提供したが、イランは核技術をロシアから手に入れたようであり、核兵器を作れるようになっている可能性が高い。
これに危機感をイスラエルは感じて、イライス戦争になるようである。この2国は、核戦争になりやすい。地続きではなく、ミサイル攻撃から戦争が開始するからである。
そして、リトアニア情報部門は、ロシアはあと2年程度、今のレベルの攻撃ができると分析している。それは、冷戦中後の時期に弾薬や兵器を備蓄したことで、膨大な予備があるからだという。しかも、他国から砲弾等が提供されると、戦える期間は伸びるという。このため、プーチンは長期戦に持ち込み、ウ軍支援に欧米諸国が疲れるのを待つ戦略になるようだ。
事実、トランプ氏が、米大統領になれば、ウクライナ支援は止めると宣言している。トランプが大統領になったら、停戦になる。
世界大戦の序章でしかなかったウクライナ戦争
世界情勢は、米中の2大巨頭の激突の道を歩み始めた。戦争の時代になってきた。それも大戦争である。第3次世界大戦であろう。
このため、米中の勢力圏拡大競争になり、中国は手を出して、中東をまず、手に入れたようである。
米国は、中央アジアに手を入れて、カザフスタンとの関係強化をしているし、韓国を中国から引き離した。日本も同様に中国圏から引き離そうとしている。台湾も米国陣営に取り込んだ。
この面からも、世界大戦争の序章が始まっている。民主主義と専制主義の戦いになる。
中東は専制主義の国であり、中露陣営に着いてしまった。
経済も米国の金融危機を経て、民需から軍需に変えることになりそうである。中央銀行バブル崩壊を何とか切り抜けるためには、大戦争が必要なのであろう。
ウクライナ戦争は、その序章でしかなかったのである。このため、早く、ウクライナ侵略戦争をロシアが不利になるように終わらせる必要がある。米中対決の戦争にしないためにも、序章で終わらせることである。
そして、欧米諸国の動きに「グローバル・サウス」の諸国は冷ややかな目を向けている。「グローバル・サウス」の諸国の多くは、専制主義国であり、中国か中立の方が得になるとみている。
21世紀は、地球滅亡の世紀になる可能性もある。そして、イスラエルとイランの動きに焦点が移ることになるようだ。
さあどうなりますか?
(『国際戦略コラム有料版』2023年3月13日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
この記事の著者・津田慶治さんのメルマガ
image by: Володимир Зеленський - Home | Facebook