精神科医が解説。この時期あぶない「5月病」の原因と対策虎の巻

Asian office worker being tired
 

まずは原因をストレス指数表を見ながら突き止めることをお勧めします!

ズコー!ってなられた人もいるかもしれませんが、私は著書や連載で常に同じことを言い続けています。それは「自己の客観視」です。

自分が今何に対してしんどいのか?を知らずして対策は取れません。なので5月病かも……と思うような日々をこの数日過ごしておられる方は是非自分のストレス源を探してみましょう。

そこで「あ、これがもしかして今のストレス源なのかな?」という心当たりを見つけられたら5月病はもうほぼ問題解決です。

例えば「4月から入ってきた社員(年次的には同僚)に仕事の引き継ぎをしている最中なんだけど、やたら相手が気に食わない(言い方が嫌味ったらしいとか、顔が生理的に嫌い(こればっかりはもうマジでどうにもならない)とか、教えてるこっちに仕事をあわよくばやらせようとするズルイヤツだったりとか……)からめっちゃしんどいんだな?」と気付いたら気に食わないポイントに焦点が合わないように目を逸らしながら仕事を引き継ぐように工夫したら大分ストレスは減ります。

上司がこれまた嫌(どんなかは上を参照)な人でも同じように全てを直視しないで気持ち寄り目な視界(ピンぼけ)で物事に対応したらなんぼかマシになるでしょう。

実家が恋しいならスマホの待受を家族や愛しいペットに変えたり、帰宅してから通話してみたり、なんなら通話しながらご飯を食べるようにしてもいいと思います。

詰まるところ原因不明な時点で対策が立てられないから何が原因で今自分がしんどいか?を早く見つけた方がいいぞ!という話です。

でも何が何だかわからないししんどい……もう疲れたよパトラッシュ……みたいな状態になってしまっていたらどうしましょう。ーー(メルマガ『バク@精神科医の医者バカ話』2023年5月10日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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文系から理転して医学部へ、医者になってからも内科医から精神科医へ転身を繰り返している落ち着きのないADHD当事者、依存症家族、AC当事者、毒親育ちのノンバイナリー(無性)。持ち前の衝動性で書籍を書いたりしながら常勤医として奮闘中のバクが、世間の目がまだまだ偏見に満ちている精神科領域について医療者目線と当事者目線で語ったり雑談したりします。その他産業医目線での復職についてや、DPAT(災害派遣精神医療チーム)の話、表ではいいにくいジェンダー問題や発達障害についての赤裸々なお話を不定期にお届け予定です。

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