韓国でも悩みのタネ?定年退職したあとに私たちは何をすべきか

 

彼は最近の世の中の変化をオープンカカオトークで学ぶと話した。

「最近、オープンカカオトークを見ると、小さいものは100人単位、大きいものは1200人程度加入しているものもあります。私は誰でも1000人程度だけ私の顧客を持っていれば、食べていけると思います。それで事業をするなら、みんな1人企業にな
るんです。事業も昔は組織に依存していたとすれば、今は個人ができる環境が作られています。だから自分のものを確実に持って何かを気遣う人が勝者です。楽しみながら上手な人が一番強くならざるを得ません。これから人間は自分の好きなことば
かりしなければなりません」

どういうことか。

「退職してみるともっとはっきり分かりました。好むと好まざるとにかかわらず義務に従って働くサラリーマンは、やってみると結局ただのサラリーマンです。彼らはあまり悩みません。それに比べて1人企業はそれが自分のものだから悩んでいました。雪だるまに例えると、最初はうまくまとまりませんが、自分の悩みとか考えをそこにどんどん注ぎ始めると、ある瞬間雪だるまが大きくなるんです。そうなれば、私たちが考えられなかった経済的な部分も自動的に弾みがついてくることになるでしょう。スタートアップもユーチューブチャンネルもそういう過程を経るんですよね」

「私は今でも何かを学ぼうと努力しています。最近は人工知能(AI)を勉強しています。2か月前、動画作りの講義を聞きに富川(ブチョン)まで行きました。8万ウォンを払って8時間授業を受けたんですが頭だけ痛かったです。しかし、どうにか動画を作れ
るようになりました。勇気を出すのも習慣です。習慣はその次からは繰り返されるので、簡単に転がるんです」

彼は質問用紙を作ることがとても面白くて、それを同僚と分かち合うことでやりがいを感じる。それで最近「一生の中で最も情熱的」に生きているという。

「何でもいいので、『本当に』やりたいことを探して始めてみてください。念入りに自分のものにした後、人々と分かち合うことができればもっといいです。100歳の人生後半の30~40年を自分が好きなこと、少しでも上手なこと、関心のあることの中で一つずつ掴んでいけば何かを成し遂げることができます。最近は人工知能が発達していて、少しでも助けを受ければ専門家の境地に入るのも難しくありません」

全部いいですが、随筆も読書会もお金になることではないですよね。

「今はそうですね。あれこれ勇気を出して試してみて、自分がやりたいことをすること、その過程で他人の役に立つこと。こういうのが私にはもっと大切です。他の誰がわかりますか、やってみたら、自分にもどんな機会が来るのか。ははは。」

(東亜日報参照)

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韓国暮らし4分1世紀オーバー。そんな筆者のエッセイ+韓国語講座。折々のエッセイに加えて、韓国語の勉強もやってます。韓国語の勉強のほうは、面白い漢字語とか独特な韓国語などをモチーフにやさしく解説しております。発酵食品「キムチ」にあやかりキムチパワーと名づけました。熟成した文章をお届けしたいと考えております。

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【著者】 キムチパワー 【発行周期】 ほぼ 月刊

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