アフィリエイター涙目。いま「検索流入が減り続けている」3つのワケ

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インターネット広告の世界では、動画コンテンツが強くなり、テキストメディアの苦戦が話題となっています。中には月500万PVもあったウェブサイトが10万PVにまで激減している例もあるのだとか。この流れは今後も続いていくのでしょうか。今回の『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では、自身も様々なコンテンツで発信を続け、多くのオウンドメディアを指南している人気コンサルの永江さんが、現状について3つの理由をあげて解説。今後についても厳しい展望を示しています。

検索流入は今後も減っていくか?

Question

shitumon

永江さん、こんにちは。以前、ブログか何かで「ブログの流入が減ってきたので、Youtubeにも注力しないといけない」ということをおっしゃっていたかと思います(記憶違いでしたらすみません)。

わたしはBtoBのIT企業で働いていますが、自社のオウンドメディアもアクセスが減ってきています。8割以上が検索流入ですので、検索流入が減っているものと思われます。

BtoCはもちろん、BtoBにおいてもこれからも検索流入は減っていくのでしょうか?よろしくお願いいたします。

永江さんからの回答

おっしゃる通り、これからも検索流入は減り続けていくと思います。理由は大きく分けて3つあるのですが、まず1つ目がGoogleのアルゴリズム変更です。特にコロナ禍で検索流入が恐ろしく減ったのは、おそらく医療関係で訳の分からない反ワクチンやデマ記事を制御するためでしょう。

質問2でも回答しましたが、最近Amazonもアフィリンクの画像が表示されなくなりましたし、アフィリエイトタグが入っているブログが圏外に飛ばされるようになりました。わたしのブログも打撃を受けてアクセスが激減しましたし、クライアントさんでも月500万PVから10万PVまで落ちたところもあります。アフィリエイターさんは涙目ですね。

2つ目がSNSからの流入減です。いまFacebookやXでは、本文にURLを入れるとおすすめに表示されにくくなったり、上位表示されなくなりました。イーロン・マスク氏はXを決済サービスなどあらゆる機能を搭載した「スーパーアプリ」にする方針を示しており、外部への流出を防ぐ目的と推測…。

3つ目が深刻なテキスト離れです。動画シフトが進み、テキストを読まない人が増えたことでGoogleで検索する人が減っています。例えば飲食店を探す時は食べログ、買い物はAmazonや楽天、口コミはInstagram、調べ物はChatGPTというように、検索自体の総数は明らかに減っていますよね。

わたしも5年前ならオウンドメディアを作って成功していましたが、今は全くやり方を変えています。ネット集客は1年でトレンドが変わっていくので柔軟に変えていかないといけません。

ただ問題は、BtoB企業の動画集客の難易度の高さです。わたしも今病院のクライアントさんでYouTubeを始めて、メタやLINE広告を組み合わせながら徐々に成果が出始めています。現状、BtoBで成功している動画は皆無なので、手探りでPDCAを回していくのがベストだと思います。

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