世の中にはさまざまな職種がありますが、自分がその仕事に向いているかどうか、判別する良い方法はないものでしょうか。その方法を伝授してくれるのが、無料メルマガ『海外移住から帰国した50歳男子の北海道くらし日記』の著者、栗原将さんです。現在、通訳の仕事をされているという栗原さんは、いまの仕事が自分に向いているかを判別する簡単な方法を教えています。
自分に向いている仕事かどうか? 判別する方法
自営、フリーランスは別として、会社員として働く場合、1日8時間は拘束される訳ですから、どうせなら、楽しく充実感がある仕事をしたいものです。
世の中の多くの人は、「楽しく充実感がある」の反対で「ストレスだらけで嫌な気分」を仕事に対して抱いているので、日曜夜になると憂鬱になって、ブルーマンデーと呼ばれているのですが、これは不幸なことで、改善したい。
ひとつの要因としては、その仕事そのものが自分に向いていない、という事が考えられます。
判別尺度のひとつ → お願いして成約するのが好きか、嫌いか?
典型的な仕事が営業です。
お客さんに営業に行って、お願いして購入してもらったり契約してもらえればクロージング、となるのですが、私自身は、正直好きではありません。
特に、かつて経験したのですが、相手がやりたくないものを、無理やり頭を下げて契約してもらうような営業は大嫌いでした。
一方、私の感覚とは反対で、お客を“落とす”ことが無上の喜び、というタイプの人もいます(どちらかというと、少数派と思いますが)。
そのような人は、新規開拓営業とか、生保の営業などでは優秀な成績をおさめながら、ストレスも少なく幸せな職業人生を送れる可能性が高いです。
しかしながら、私のように、落とすことにそれほど魅力を感じない人がこの種の営業職をやると、辞めるまでストレスから逃れられません。
私の現在の仕事である通訳は、こちらからお願いしたり頭を下げることは皆無で、逆にお願いされて通訳の現場に立ち会ったり、翻訳をしているのですが、終わるとすごく感謝してもらえます。
私には、こちらの方が圧倒的に向いていて、12時間働いても嫌な疲労は皆無であり、今後、もっと喜ばれるように、英語や半導体の専門知識を蓄積しよう、勉強しよう、というモチベーションが高い状態です。
仕事とプライベートをはっきり分けてプライベートタイムを楽しむ、という考え方は間違いではないものの、1日8時間以上は拘束される仕事自体を楽しめて、変なストレスがない、というのは非常に重要な事です。
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