浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』

浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』

  • 独自の情報網から得られた「ぶっちゃけ話」が読める
  • 浜田かずゆきさんと意見交換ができる
  • 政治をもっと身近に感じられる
  • 発行日:毎週 金曜日(祝祭日・年末年始を除く)
  • 登録料:毎月540円(税込)

ブログやTwitterなどを使い、情報を発信する政治家の方は大勢います。でも、浜田かずゆきさんは、有料でメルマガを始められました。なぜ今、有料メルマガを始めようと思ったのでしょうか?

今の世の中、タダで手に入る情報が、ナイアガラの滝のように一日24時間降り注いでいるじゃないですか。そういう何でもタダで手に入ることに、今の日本の人たちは、良くも悪くも慣れ過ぎてるんじゃないかと思うんです。

でもね、ちょっとそれは危ないと感じることがあるんです。垂れ流しの情報は「それって本当なの? 誰が取材して、誰が責任を持って書いた記事なの?」って思うこともたくさんあります。そういう“不確か”な情報を鵜呑みにしてしまうことは、すごく危険だし、無責任ですよね。

有料で情報を発信すると、発信する側には記事の内容に責任が問われます。今の世の中、「え? それって本当なの?」っていうような、嘘か本当かわからない情報から誹謗中傷まで、ネット上には多種多様な情報が氾濫しています。無料で情報を発信することももちろん考えましたが、ちゃんとお金をいただくことで、しっかりと責任を持って情報を提供している裏付けにできるのでは? と考えて、あえて有料でメルマガを始めることにしたんです。

本来、有益な情報はお金を出して得るものだ、と私は考えています。でも、新聞や雑誌、テレビにはスポンサーがついていて、情報の受け手には見えないところでお金が動いています。でも、有料メルマガは、情報の受け手がスポンサーです。私はその“スポンサー”である読者さんに有益な情報を発信する責任を問われます。

情報は氾濫してしまうと、情報に対する“感度”が鈍ったり、麻痺してしまうのが一番の問題です。「活字になっていれば、すべて正しい」と思っている人も多いように感じます。それに対するアンチテーゼとして、今回の有料メルマガがあるんです。

情報に対してお金を払うと、読者の方も、その情報に本当に価値あるものか確かめようとするのではないでしょうか。

今の時代、情報の価値を精査することを怠ると、情報を提供する発信者の隠された意図を把握できずにマインドコントールの餌食になってしまう。あるいは一定の方向に誘導させる政治的な意図を持った集団や企業の犠牲者になってしまうこともあるんです。そういうことを私は危惧しているんですよ。

私のメルマガは月額540円です。もちろん、読者さんはお金を払う以上、当然、他では手に入らない有益な情報が欲しいと思うでしょう。今回、メルマガで私が提供する情報は、私自身がこれまでやってきた言論活動や情報収集で得た物を元にした、他では得られない“ぶっちゃけ話”です。私自身、有料メルマガを出すということは、読者さんとの意見交換ができる“チャンス”だと思っています。だから、頑張りますよ!

それはとても楽しみです。世界情勢に明るい浜田さんならではの、本当の世界の情勢を伝えるメルマガになりそうですね。

今の日本は、世界の動きから遅れているんですよ。それは言葉の壁もあるんですが、日本人の全般的な意識が過去の延長線上で未来を捉えていることにあるんです。世界第二位の経済大国という過去の栄光に、依然として引っ張られていて、世界の大きなトレンドや日本が世界の中でどんな位置に置かれているかに正面から向き合おうとていしない。

この傾向は、テレビや新聞などの大手メディアだけではなく、インターネットも同じだと私は思っています。まず、客観的に日本を見つめることを始めないと、未来の設計図は描けないんですよ。そして、その未来の設計図を描くのに必要なのは、正しい情報です。私はメルマガを通して、日本ではあまり広まっていない情報や世界の情勢を発信していきたいと思っています。

浜田さんは世界のVIPとも深く関係を持たれていますが、 いま大きな話題のトランプ氏とも面識があるとか。

参議院議員 浜田和幸さん

そうですね。アメリカ大統領選挙で、現在、台風の目となっているトランプ氏にも実は会ったことがあります。トランプ氏は日本では過激な発言だけがフォーカスされていますが、彼の本当の姿を語る上では、ああいった過激な発言は重要ではありません。あくまで選挙を盛り上げるパフォーマンスに過ぎないからです。

まず、一番注目してほしいのは、不動産王として成功した名うてのビジネスマンであるという側面です。彼の発言は、ビジネスで成功したことに裏打ちされているんですよ。ですから、彼の発言の裏には、常にビジネス的な視点があることを忘れてはいけません。

かつてのアメリカは、誰もが成り上がる可能性がある「アメリカンドリーム」の国で、世界中から憧れられる存在でした。しかし今のアメリカは、財政赤字も膨らみ、国民の半分は健康保険にも入れない。2000万人、3000万人とも言われる人々がフードスタンプ(※アメリカで低所得者向けに行われている食料費補助対策のこと)に頼らざるをえない国です。かつての輝いていたアメリカとは、まるで違う状況になっています。

今、トランプ氏がアメリカ大統領選でやろうとしているのは、これまでのアメリカの政治家が踏み込んでこなかった問題に踏み込むことです。トランプ流の斬り込み方、成功したビジネスマンの目線でメスを入れることなんです。

世界の情報を何のバイアスもかけられずに発信することは、実は難しいことなんですよ。でも、私にはこれまでに築いてきた世界各国の友人などを通じ、さまざまなルートから情報が入ってきます。

先日も私はロシア大使、インド大使、そして中国。中国は大使が全人代で帰国中だったから公使を招いて鼎談形式のセミナーを開きました。一国の大使との対談だけなら珍しいものではありませんが、2国、3国の大使を招いてセミナーを開くのは、なかなか難しいんです。このような関係で得られた生きた情報を、メルマガでは“ぶっちゃけ”て発信したいですね。

今回発行される有料メルマガの中で、これだけは挑戦してみたいということはありますか?

参議院議員 浜田和幸さん

「書き言葉」と「話し言葉」って、当たり前だけど違うでしょ。私は口語体、すなわち話し言葉にこだわりたいんです。その方が堅苦しくないし、メルマガを通じて対話ができるような気がするんです。

こうした対話を読者さんと交わすことで、政治をもっと身近に感じてもらえたらいい、という思いもありますね。でも、こういうことを言うと、「選挙権年齢が引き下げられて、18歳から投票できるようになったから、そういった若年層を視野に入れた対策なんじゃ?」って思われるかもしれないですけど、それは違います。私は若者には厳しいですよ(笑)。

もちろん、若い人の政治参加は素晴らしいことだと思います。でもね、だからこそ若い人には一票の重みに見合った行動をしてほしいんです。

投票できる年齢の引き下げによって、各政党は若者を取り込むことに躍起になっています。でも、私から言わせれば媚びを売っているようにしか思えないんですよ。

今の日本って、私には破綻寸前の会社のように映るんです。だから読者の方には、こうした日本の現実と正面から向き合ってほしいですね。私はメルマガを通じて、多くの人に今の世界と日本の現状を知ってもらいたいんです。もちろん責任は重大ですよ。だからこそ、バイアスのかかっていない生の情報を発信していきたいと考えています。

値段は540円。まずは試し読み感覚で購読してもらえたら嬉しいですね。

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国際政治経済学者 浜田和幸さんプロフィール

前参議院議員。国際政治経済学者。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。『ヘッジファンド』、『ハゲタカが嗤った日』、『快人エジソン』、『未来ビジネスを読む』等のベストセラー作家。総務大臣政務官、外務大臣政務官、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会委員、米戦略国際問題研究所主任研究員、米議会調査局コンサルタントを歴任。

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