石川ともひろの汚名返上!第二章

石川ともひろの汚名返上!第二章

  • 国政の裏側を知ることができる
  • 陸山会事件の真相を知ることができる
  • 直接メールでメッセージや質問が送れる
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メルマガを出されたきっかけを教えてください。

今もtwitterってやってないんですよ、私。Facebookは始めたのですが、案外アナログ人間なんです。HPは早々に作ったんですが、そんなに機械に強い方じゃないんです。さらに言えば、ネットを使ってどうやって情報を発信していくかっていう手法にもたけている方でもないんです。

大きく変わったのは、『悪党―小沢一郎に仕えて』という本を作った時に、出版社の担当の方といろいろお話したことでしょうか。彼から「もっと石川さんの考えを広げていくべきだ」と言われ、メルマガの配信を勧められたんです。

あとは、メルマガで裁判費用や政治活動費を、と。今、無所属なんでものすごい制限がかかるんですよね。これはお金だけではなく、情報発信の見地からしてもそうなんです。だからその問題を解決するためにもメルマガをやろうじゃないかってことになりました。

どういった制限がかかるんですか?

まずひとつ、情報発信にかかるものについてですが、テレビ局によっては刑事被告人だから放送コードに引っかかると。俺は隠語かと(笑)。だから、テレビに出してくれないんです。もう少し詳しく言えば、事件に関して私に嫌な質問をしたい時などはテレビカメラがどんどん来るんですが、こっちから行って番組出してくれっていうのは無理なんです。今まで定期的にコラムを頼まれていた新聞社なんかも、起訴された瞬間になくなりましたね。

もうひとつ、お金のほうでは、まず離党したので企業献金が受けられない。衆議院に会派設立届を受理してもらえれば、立法事務費が毎月65万円支給されるんですよ。けれども私の場合、刑事被告人だからといって自民党と公明党が通さないっていうんです。立法事務費を受け取るのは、国会議員としての権利なんですけれどもね。

民間企業にしても、たとえばパーティ券購入のお願いをしても、「コンプライアンスに引っかかる」って言われましたね。コンプライアンスって、俺はそんなに問題児かと(笑)。じゃあですよ、小沢さんのパーティ券は買っていないんですかと。まあ小沢さんの場合は、検察審査会での強制起訴ですから、ちょっと違ったケースにはなりますけれど。

こういうように、制限がかかってくるっていうのは非常に大変ですよ。あくまでも最高裁で判決が出るまでは推定無罪なんですけれどもね。

石川知裕さん

陸山会事件に関して言えば、4億円を単に間違った年度で報告してしまったというだけの話ですよね?

そうですね、決して隠してはいないんですよ。小沢さんから預かった4億円と銀行からの4億円、まあ結果的に片方しか載せていないという問題と、あとは私が政治団体間のお金の移動を届けていなかった、ということですね。

たとえばある議員の秘書は、何かの事件の時に500万円を受け取っていたんですが、「預かってただけだ」って言って、返したらOKになったんですよ。罪になっていないんですよね。

結局、今回の私のような一件というのは、検察が大きな事件を挙げたいっていうだけなんですね。でもそれだけだと大問題になりますから、水谷建設からの裏金5000万円っていうのをくっつけてきてるわけなんです。私なんかからするとワケがわからない。

調べられている時に、「もし万が一、小沢一郎や大久保隆規がもらっていたならば、そっちを起訴してくれ、俺は絶対にもらっていないから」って言っても、全然聞く耳持ってもらえなかったですよ。要は、検察が「水谷建設側が渡したって言ってる、これは罪にできる」って踏んだわけなんですよね。

そういうふうに世論も作られてしまっているので、ほとんどの人が私のことを「5000万円もらって、それをもらってないと言い張っている」と思っているわけじゃないですか。そういうのって悔しいですよね。

自殺したいなと思ったこともありました。そりゃしたくもなりますよ、テレビつけたら自分のニュースいつもやってるわけでしょう。

裁判の費用っていうのはどれくらいかかるものなんですか?

2000万円以上かかります。そして戻ってこないです(笑)。

だけど、私の場合公人ですから、同じような境遇の人が、今後このような状態に陥らないシステムを作るための、勉強のコストだと思うしかないですね。

勉強になったと言えば、微妙な時期にはちょっとしたことでもマスコミがワーッと書くということでしょうかね。たとえば、私に5000万円渡したっていう水谷建設の川村っていう男に関して、まったく記憶にないので「会ったことも見たこともない」って言ったんですよ。だけど名刺入れ見たら名刺が入ってたんですね。ということは、小沢さんのどこかのパーティで会っているんだと、そう言ったとたんに、“石川氏、意見を修正”とか、“前言翻す!”みたいなことを書かれるわけですよ。なんだこれはと思いましたね。正直に言っているのに、と。これにはびっくりしました。

やっぱり、発言などはきちんと考えてからしないと、あとで過去の自分の発言の整合性などを問われる、という勉強になりましたね。

そんな石川さん、メルマガではどんなことを書いていただけるんですか?

政治のこと、検察との攻防戦のことなどはもちろんきちんと書くとして、秘書時代を含め、政治に携わるようになって遭遇した強烈な出来事なども書いていこうと思っています。

まだどこにも書いていないんですが、アダルトDVDの話なんかは記憶に残ってますね。フィリピンからビジネスパートナーを呼びたいっていう人がいて、ある後援者を通して私に依頼が来たんですよ。で、税関に電話して、まあスムーズに手続きを取れるようにお願いしますって依頼したら、そのフィリピンから来た女性、裏DVDをカバン一杯に入れてきちゃった(笑)。税関も困ってしまって、「これは通せません、どうしましょう」と。「そんな人は通さなくていいです」って言って、さすがに紹介者を怒りましたよ(笑)。

とにかくいろんな依頼や陳情がありますから、そういったおもしろいものも書いていくつもりです。

今後石川先生が目指していきたい社会についてお聞かせください

一億総中流って言われていた頃の日本を、私は決して悪いと思っていません。最悪なのは、いくら努力してもその階層から這い上がれない社会です。現に今も、親の収入が、子どもの教育の優劣につながりつつありますよね。

日本の良さっていうのは、どんなに貧しい家の子でも大臣になれる可能性があるということじゃないでしょうか。前原さんだって、お父さんを亡くしても、奨学金もらいながら頑張ってこられたわけですし、野田総理だって自衛官の子どもなわけですよね。そういうのがいい社会じゃないかなと思うんです。

これまで比較的、鳩山さんまではちょっとお坊ちゃんが続いていましたけど、もう一回、誰もが総理大臣になれる可能性のある社会に戻したいですね。努力が報われる社会に。

あとはたとえば、規制緩和で、堀江貴文さんみたいな有能な人が活躍できる場を広げるということに関してはまったく反対じゃありません。ただ、累進課税をどうするかといえば、やっぱり多少上げるべきだと思っています。

たしかに50%、60%も取られると、1億円稼いでも5000万円~6000万円税金で持っていかれちゃうと言いますが、いいじゃないですか、4000万円~5000万円残るんですから。普通の人間がそれだけ稼ぐっていうのはほぼ不可能なわけですから、やっぱりそれが与えられた特殊な人に、「これだけの税金を支払うのは、自分たちの社会が平和であるための、“平和コスト”だ」と思ってもらえるような社会にしたいですね。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

石川知裕さん

今まで言えなかった事、書けなかったことなんかも書いてみたいと思ってます。「悪党外伝」みたいな形になるかもしれません。また、裁判や政治活動の中で、なかなか伝えづらいこともメルマガではきちんとお伝えしたいとも思っています。

もうひとつ、私に対するイメージは、「小沢さんのロボット」というものが大きいと思うんですが、メルマガを通して、違った面を見ていただきたいとも思います。

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石川知裕さんプロフィール

1973年北海道足寄町生まれ。函館ラサール高校、早稲田大商学部卒。1996年2月から2005年7月まで小沢一郎氏秘書。同年衆院選で北海道11区から民主党公認で立候補して中川昭一氏らを相手に落選、07年3月に繰り上げ初当選。09年再選。10年1月、政治資金規正法違反容疑で逮捕、同年2月に起訴、民主党離党。11年2月、初公判。同年9月、有罪判決を言い渡されるも控訴。現在、無所属の立場で国会活動に奔走している。

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