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ヴィス Research Memo(2):人的資本経営の潮流を背景に、「ワークデザイン」で企業変革を支援

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■会社概要

1. 会社概要
ヴィス<5071>は「はたらく人々を幸せに。」というパーパスのもと、オフィスデザインを核とした包括的な「ワークデザイン」を展開している。人生の大きな割合を占める「働く」を豊かにすることが、個人の幸福と社会の活力につながるという理念を掲げる。単なる空間構築にとどまらず、働く中での「体験」をデザインすることで、一人ひとりが自分らしく最大限の力を発揮できる環境の実現を目指している。

事業は「ブランディング」「データソリューション」「プレイスソリューション」の3領域で構成される。競争優位の根幹は、累計8,500件超のプロジェクト実績と、独自の戦略的プロジェクトフローにあるはたらく現状を可視化する「WDP」や、組織の潜在課題を抽出する「ワークショップ」を通じたコンサルティングから、施工、運用後のフォローまでを一気通貫で支援する体制が同社の強みである。

2. 沿革
同社は、1998年4月に(有)ヴィスとして創業し、1999年1月に(株)ヴィスへと改組した。2004年1月に主たる事業目的をデザイナーズオフィス業務に変更し、オフィスデザインを核とした事業基盤を確立した。2020年3月に東証マザーズ市場へ上場し、2021年1月には大阪市に「The Place 大阪」を開業してフレキシブルオフィス事業に参入した。2021年3月に東証第2部への市場変更を経て、2022年4月には東証スタンダード市場へ移行した。同時に、子会社としてワークデザインテクノロジーズを設立した。2022年5月に名古屋市に「The Place 名古屋」、2023年5月に東京都渋谷区に「The Place 渋谷」、2025年10月には東京都港区に「The Place 新橋」を開設した。

3. 市場環境
同社が事業を展開するワークデザイン市場は、人的資本経営の潮流によって追い風を受けている。「企業が従業員を選ぶ時代から、求職者に選ばれる時代」へと移行しているなか、場所ではなく人を中心に置くという「ヒューマンセントリック」の発想の浸透により、働く環境への整備への投資を費用ではなく成長投資と捉える企業が増加している。

コロナ禍によってリモート勤務が普及した一方、生産性向上やコミュニケーション改善の観点からオフィス回帰の動きが強まっており、都心のオフィス空室率は2%、人気エリアでは1%程度と需給が逼迫している。特に大企業においては、部門を超えたイノベーションを起こすため、従来とは異なる発想のオフィスデザインを志向する動きが高まっている。また、「人間関係の質が生産性を高める」という「ワークデザイン」の考え方を採用したソリューションへの引き合いが増加しており、同社はこうした市場環境を追い風として、スタートアップや成長企業に加え、大企業の顧客拡大を加速している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 渡邉 俊輔)
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