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「自社株買い」と「増配」株主にとって得なのはどっち?

企業が投資家に利益を還元する方法に「自社株買い」と「増配」があります。果たして株主にとってメリットが多いのはどちらなんでしょうか?こんな株式投資初心者が抱きがちな疑問に対し『まぐまぐ大賞2014』無料部門マネーで大賞を受賞したメルマガ『日本株投資家「坂本彰」公式メールマガジン』が答えています。

自社株買いと増配はどちらが得なのか!?

企業が生み出した利益の一部を株主還元策として使う方法は主に自社株買いと増配の2つがあります。

自社株買いは企業の発行株数を会社が買い、発行済み株数を減らすことで1株利益や価値を向上させる施策。

増配は企業が株主に渡している配当金を増やす施策になります。

どちらも発表後は好材料のため株価の上昇要因になりますが、この2つは似ているようで違うことがあります。

まず1つ目ですが、継続性の違いです。

増配は企業が今後も成長が続くということを前提として、言い換えれば企業成長に自信が出てきたから増配を決断する場合が多いです。増配を一度すると、配当性向を決めている会社は別として、すぐに減配をすることが難しいです。さらに配当金は定期的に支払うため、継続性が高いです。

それに比べて自社株買いは単発的で、年に何度も実施することは稀です。

続いて2つ目が、課税のタイミングですね。

増配の場合、配当を受け取るごとに税金の支払いが発生しますが(NISA枠などは除く)自社株買いの場合、税金は発生しません。保有している株を売却しているタイミングでキャピタルゲイン課税が発生するのみです。

以上、株主還元策としてメジャーな自社株買いと増配の違いについて紹介をいたしました。

最後に、どちらが得なのかについてですが、これは本当にケースバイケースですね。増配の金額が多ければ増配が得という結果になりますし、自社株取得が発行済み株式数の10%を超えるような大規模だった場合、株価上昇率は10%以上になるはずです。

日本株投資家「坂本彰」公式メールマガジン』(2015年5月26日号)より一部抜粋

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サラリーマン時代に始めた株式投資から株で勝つための独自ルールを作り上げる。2009年10月、130万円だった株式資産は2015年に5000万円を突破。定期預金などを合わせた資産は1億円に。平成24年より投資顧問業(助言)を取得。現在、著者自身が実践してきた株で成功するための投資ノウハウや有望株情報を会員向けに提供しているかたわら、ブログやコラム等の執筆活動も行う。メールマガジン「日本株投資家 坂本彰 公式メールマガジン」は2014年まぐまぐマネー大賞を受賞。読者数2万人。雑誌等のメディア掲載歴多数。2016年12月1日『「小売お宝株」だけで1億円儲ける法』が日本実業出版社より発売!

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