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「地震大国・日本から脱出のはずが…」海外への疎開を後悔する人たち、移住経験者から見た災害対策の盲点とは=栗原将

2月13日夜に起きた福島県沖の地震を受けて、「地震がリスクだから日本脱出」というようなコメントを見ました。タイ・フィリピンへの海外移住経験がある私は、これとは違う考え方です。確かに日本は地震など自然災害は多いですが、災害のときこそ日本の素晴らしさを再認識させられます。(『海外投資とネットビジネスで海外移住、ハッピーライフ』栗原将)

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「地震がリスクだから日本脱出」?

2月13日夜に起きた福島県沖の地震は、東日本大震災以降で最大のものでした。

福島県、宮城県あたりでは、怪我をされたり、家屋が損壊したり、被災された方がいます。お見舞い申し上げます。

私の実家は仙台にあり、両親が暮らしています。ガスが止まって調理ができなくなったものの、暖房は入るので何とかなったそうです。

ネット上では、「地震がリスクだから日本脱出」というようなコメントを見ました。

私自身、これとは違う考え方です。

確かに日本は地震など自然災害は多いですが、日本では当たり前のことが他の国では当たり前ではないから、です。

福島県相馬市の地震対応は素晴らしかった

テレビで報道されていたのですが、地震発生からわずか1時間後に避難所が開設されていたのです。

加えて、東日本大震災の時の教訓から、プライバシーを重視したテント(以前は、雑魚寝だった)を用意。

さらに、密を防ぐため、間隔を取ったり、テントの上部が開いていて換気ができるようになっていました。

もちろん、入館時の体温チェックもです。

それから、相馬市長さんがインタビューに答えていましたが、何も指示していないのに、市の職員が次々、役場に登庁してきて、被災対応にあたったそうです。

相馬市以外でも、信号が動かなくなった直後から、警察官が手振り信号で交通整理を行ったり、日本では当たり前みたいになっているのですが、他国で、これほど迅速に、かつ自分や家族の生活そっちのけで働く人がたくさんいるというのは、そうそうないと思います。

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