ADワークスグループ<2982>は15日、子会社のエー・ディー・ワークスが運営する第1号の系統用蓄電所「ADW三重松阪市蓄電所」が需給調整市場(一次調整力)へ参入し、取引を開始したと発表した。
同蓄電所は2026年3月に稼働を開始しており、今回の市場参入により、卸電力市場に加えて需給調整市場でも収益機会を獲得できる体制を整えた。
需給調整市場は、再生可能エネルギーの導入拡大に伴う発電量の変動や需給バランスの調整に必要な調整力を取引する市場である。蓄電所は迅速な充放電制御が可能なことから調整力提供に適しており、同蓄電所では電力価格差を活用した卸電力市場での運用に加え、需給調整市場における調整力提供による収益獲得も可能となった。
同社は系統用蓄電所事業を、社会課題の解決に貢献するとともに高い成長が期待される新規事業と位置付けている。2025年から市場へ早期参入し、事業パートナーとの連携を通じて用地取得、開発、系統接続、卸電力市場での運用に関する知見を蓄積してきた。今回の需給調整市場への参入は、運用ノウハウのさらなる蓄積や市場形成期における競争力強化につながる取り組みとなる。
今後は、開発および稼働を予定している他の蓄電所5か所についても運用開始を進める方針である。複数市場での運用実績を積み重ねることで収益機会の拡大を図り、中長期的な利益貢献が期待される成長事業として系統用蓄電所事業を推進していく考えだ。
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