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ニッソウ Research Memo(1):2027年7月期は事業拡大と組織力の強化により収益が急回復へ

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■要約

ニッソウ<1444>は、リフォーム事業及び不動産事業を展開する企業である。主力はリフォーム事業で、原状回復工事、リノベーション工事、ハウスクリーニング・入居中メンテナンス工事のほか、外壁塗装や屋上防水などの大規模工事も手掛けている。大企業が参入しにくい小規模かつ単価の安いリフォーム工事に特化し、ブルーオーシャン市場(新しい領域の事業で、競合がまだ少ない市場のこと)で事業を行っている。薄利多売のビジネスであるが、事業活動の工夫により利益を計上している。リフォーム市場は需要拡大が見込まれることで成長が想定されるなか、M&Aを活用しつつ、新規事業の推進にも取り組み、グループ力を向上させる構えである。

1. 2026年7月期の業績概要
2026年7月期の連結業績は、売上高が前期比1.8%増の5,376百万円、営業損益が42百万円の損失(前期実績は72百万円の利益)、経常損益が51百万円の損失(同69百万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損益が139百万円の損失(同202百万円の利益)と、売上高は前期に続いて過去最高を更新したものの、各利益段階で損失を計上した。主力のリフォーム事業は工事単価の上昇により増収を確保したものの、グループに加えた(株)第一技研の取得費用の発生による販管費増で全体では営業損失を余儀なくされた。さらに、子会社2社において実績が当初計画を大幅に下回ったため、のれん及び事業用固定資産の減損を実施し、最終利益段階でも損失を計上した。

2. 2027年7月期の業績見通し
2027年7月期の連結業績見通しは、売上高で前期比28.5%増の6,909百万円、営業利益が235百万円、経常利益が213百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が146百万円を見込んでおり、利益面は1期で損失を解消し、いずれの段階でも黒字転換となる。リフォーム事業で注力する法人リフォームの伸長を見込むなど、グループ企業全体で売上が拡大する。加えて、物価上昇に伴う価格転嫁が完全ではないながらも進み出していることが、収益の押し上げに寄与するとみられる。またリフォーム事業におけるBtoB主体の営業をBtoCに広げることも、利益率の向上に貢献する要因となる。

3. 今後の成長戦略
同社は、今後も業績のさらなる拡大と企業価値の向上を目指して事業を推進する。既存のリフォーム事業の着実な成長と新規事業領域への進出に積極的に取り組むことにより、成長の加速をねらう。既存事業の領域拡充や新規事業領域への進出に関してM&Aを積極的に実施しており、今後もM&Aを活用していく方針である。従来のビジネスモデルにとらわれることなく、柔軟な姿勢で経営戦略を練っていく考えである。

■Key Points
・2026年7月期は損失計上となったものの、主力のリフォーム事業は工事単価の上昇で増収を確保
・2027年7月期は増収及び各利益段階での黒字転換を見込む
・既存事業の着実な成長と新規事業の育成を通じて企業価値の向上を追求

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
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