14日の日経平均は小幅に5営業日続落。33.23円安の67744.29円(出来高概算21億8000万株)で取引を終えた。前日までの下落の反動から自律反発を狙った買いが入り、日経平均は上昇してスタート。このところ下げていた半導体・人工知能(AI)関連株中心に値を上げ、日経平均は後場中盤に向けて上げ幅を広げ、68408.14円まで上値を伸ばした。ただ、日本時間の午後2時に蘭半導体製造装置大手ASMLが発表した2026年7-9月期決算を受けて、東エレク<8035>やレーザーテック<6920>がマイナスに転じたほか、韓国総合株価指数(KOSPI)もマイナスに転じ、日経平均もこれに連動する形で失速。後場終盤には67533.10円まで値を下げる場面も。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が900に迫り、全体の6割近くを占めた。セクター別では、石油石炭、その他製品、非鉄金属、卸売など14業種が上昇。一方、銀行、証券商品先物、精密機器、空運など19業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、フジクラ<5803>が上昇した半面、東エレク、オリンパス<7733>、キオクシアHD<285A>、テルモ<4543>などが下落した。
13日の米国市場では主要株価指数はそろって下落したものの、日経平均は前日までの4営業日で2900円超下落したため、買い戻しの動きが先行。AI関連株中心に値を上げる銘柄が増加した。また、短期筋による先物買いも断続的に入ったことで、日経平均はじりじりと水準を切り上げ、後場中盤に向けて上げ幅が一時600円を超えた。個別では、米食品医薬品局(FDA)から医療機器の品質管理に関する警告書を受け取ったと発表したオリンパスの急落が目立ったほか、市場予想を下回る決算を発表したイオン<8267>も大幅に続落していた。
ASMLの決算を受けてテック株の一角に売りが出て、指数としてもほぼいってこいで終わったが、それを除いても様子見ムードが漂っていた相場だった。米国で14日に発表される9月の米消費者物価指数(CPI)については、市場予想では総合指数が前年比3.6%上昇と8月から加速する一方、食品・エネルギーを除くコア指数は同2.5%上昇と小幅な伸びにとどまると見込まれている。とくにコア指数が市場予想を大きく上回れば年内追加利上げ観測が再び高まりかねないだけに、注意が必要だろう。
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