日本の圧勝に終わった日中韓首脳会談と、茶番に終わる中台首脳会談

 

この会談の直前に、南シナ海へ米軍が軍艦を派遣したことで、米中が緊張状態に入りました。これについても、韓国は非常に曖昧な態度をとっています。両国とも、韓国に対しては大きな不信感を持っていることでしょう。

[参照]韓国が「太平洋の除け者に」 「二股」外交に危機感、焦る自国メディア

それはともかく、結局、今回の日中韓3カ国首脳会談は、中国や韓国が歴史問題で攻めきれず、日本から何も引き出せなかったということで、日本の圧勝だったと思います。

韓国は慰安婦問題の進展が日韓首脳会談の条件だと言い続けてきましたが、結局は継続協議するということだけが決まり、進展は何もないなかで日韓首脳会談が開かれました。要するに、朴槿恵大統領が折れたということです。しかも日韓会談でも大した成果を得られなかった。

一方、安倍首相は「3カ国協力プロセスを正常化できた」と述べました。何も譲歩せずに、日中韓の協力関係が正常化したというのですから、これは安倍首相の一人勝ちでしょう。

[参照]安倍首相「3カ国協力プロセスを正常化できた」 共同記者発表で強調

もはや中国や韓国は経済危機から逃れられる術はなくなっています。そうなると、どうしても日本の力が必要となりますが、一方で国内政治においては反日で人気取りをしなくてはならないというジレンマがあります。

これまでさんざん反日教育をしてきたおかげで、反日の旗を下ろせなくなってしまったのです。そのために韓国などは日本との通貨スワップが終了してしまいました。中国では日本の投資が大幅に減っています。つまり反日を叫ぶほど、彼らの死期が近づくのです。

これからの日本経済はますます良くなると思われます。しかし、中国と韓国はますます沈没していくばかりというのが、世界共通の認識です。

李登輝元総統は台湾で「台湾に安倍首相のような人物がいるか」とハッパをかけました。台湾人は、いまの日本人をとてもうらやんでいるのです。そして、日本が強くなることを望んでいます。

不思議なもので、強くなると恐れられる国もあれば、強くなることを期待される国もあります。日本人が頭が良くて、マナーもいい、自己中心の日本人は少なく思いやりも強い、「ホラ吹きや裏切り」が嫌いだという国民性です。

だからこそ、世界は強い日本を望んでいるのです。

image by: 首相官邸

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黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」より一部抜粋
著者/黄文雄
台湾出身の評論家・黄文雄が、歪められた日本の歴史を正し、中国・韓国・台湾などアジアの最新情報を解説。歴史を見る目が変われば、いま日本周辺で何が起きているかがわかる!
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