なぜ、日本人はそこまで行列にこだわるのか? 海外メディアの分析

2016.01.28
by erihiro(まぐまぐ編集部)
 

海外の人から見て、日本の文化が「すごい!」「変!」「おもしろい!」と感じることがあるそうですが、その中の1つに「整列」があります。何がそんなにすごいのでしょうか。

大規模なイベントでも一糸乱れぬ整列に「レベル高すぎ!」

米テック・インサイダーの記者クリス・ウェラーさんが「なぜ日本人は正気じゃないほど整列が上手なのか?」という見出しの記事を掲載し、その2つの事例と理由を詳しく説明しています。

1つ目は以前に開催された「コミックマーケット(通称コミケ)」での出来事。

このときコミケに訪れた来場者数は55万人だったそうですが、「こんな大規模イベントともなるとイベント担当のチームは半狂乱になりかねないが、これに集まった大群の整列は完璧だ。来場者は我慢強く待つことができる。たとえどんなに入り口が遠かったとしても」と感心しているようです。

また「これは彼らにとってはユニークなことではなく、日本文化の一部だから」という見方も示しています。

コミケの来場時を上空から撮った動画

 数年前に公開されたにも関わらず、この動画を見た海外のユーザーからは驚きと興奮の声がいまだに投稿されています。

「日本と日本人は桁違いのレベルにいってしまった」

「津波被害時以来の感動です。当時、食糧を得るためにみんなが整列をしてたけど、何の混乱もケンカも起こらなかった。私の国とは大違い」

「この人たち、本当に大好き!」

「わおー!絶対何回かは列を乱すかとおもったけど、一度もなかった。列の巻き返しがあったけど、効率的すぎ!」

わたしたち日本人が改めてみても、すごいなと思ってしまうような動画ですね。

2つ目は「東日本大震災」の物資分配でのエピソードを紹介。

「2011年の震災の際は、果物、衣服などの救援物資が届いた時も、日本では略奪や盗みなどが起きなかった。日本人の群衆は律儀に一列に整列していた」と震災のときでさえも整列する日本人の行動に注目していました。

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