水素水(もしくは活性水素水)に「エセ科学」性に関しては、明治大学科学コミュニケーション研究所にわかりやすい解説が書かれており、結論は「エセ科学」です。
●疑似科学とされるものの科学性評定サイト 活性水素水・(電解還元水)
ちなみに、このサイトは、様々なサプリメントや民間療法をいくつかの面から科学的に評価した結果、「エセ科学」「未科学」「発展途上の科学」などに分類しています。
例えば関節症などに効くサプリメントとして広く服用されているグルコサミンは、経口摂取した場合には一度分解されてしまうため、それがそのまま関節などに届くことなどなく、「エセ科学」と分類されています。
それに対し、鍼灸治療に関しては、科学的な理論体系は確立していないとは言え、有効性を示すデータの再現性や客観性が十分に高いため、「発展途上の科学」と分類されています。
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著者/中島聡(ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア)
マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。IT業界から日本の原発問題まで、感情論を排した冷静な筆致で綴られるメルマガは必読。
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