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名古屋菊井町 四川の名店 中華料理「黄河」~リピートされる飲食店の理由

名古屋に、海鮮四川料理の黄河」さんという中華料理屋さんがある。先日、打ち合わせで行った時のことを書こうと思う。

前菜は生姜に、生のキクラゲ。生、というところが格別に食感もよくって、一緒に行った、料理研究家も驚いていた。

中華料理なのに、ホタルイカはまさにイノベーション。沖漬でもなく、しっかりと中華味であるところが期待をはずさない。白ワインにぴったりだった。

行った時が旬のアサリがあったので、外さず注文。もちろん味はかなりイケる。にんにくの風味がきつすぎず、ほどよいし、浅葱がアクセントになっているのも心地いい。

極めつけは穴子。オイスターソースに、何かの隠し味がついている。サツマイモが意外にマッチしている。この日のメニューの中でも出色の出来。

まさしく、なんどでも来たくなる店。もちろん店の雰囲気も、店員さんの対応もいいんだけど、なにより「美味しい」。

飲食店の方と話をすると、「大事なのは従業員です。店の雰囲気に気を使っています。イメージをよくしています」とおっしゃることが多い。それはその通りで、サービスが残念な店には、お客様は二度と行かない。

でもなによりも、飲食店に望むこと。それは一つだけで、「美味しい」こと。この点だけは忘れてはいけない。この日に行った黄河さんはまさしく、何度でも行きたくなる「ここだけの美味しさだった。

名古屋メシの3軒から学ぶべきこと

  • 独自の味を守り続けることこそが、お客様への価値になる
  • 美味しいものを提供することが自社の事業。そこから外れないこと
  • お客様に毎日相対している従業員こそ宝である

image by: Shutterstock

 

理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』より一部抜粋

著者/理央 周(めぐる)
あのヒット商品はなぜ「ヒット」したのか?あのレストランの予約は、なぜいつも取れないのか?世の中で「売れているモノや人気者」はなぜヒットするのでしょうか?毎号実際の店舗や広告を取り上げ、その背景には、どんな「仕掛け」と「思考の枠組み」があるのかを、MBAのフレームワークとマーケティングの理論を使って解説していきます。1.「中小企業経営者・個人事業主」が売り上げを上げる 2.「広告マン・士業」クライアントを説得する 3.「営業マン」が売れない病から脱するためのメルマガです。
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