逆転の過去最高益。「すかいらーく」がファミレス業界で勝てたワケ

 

中小企業は、すかいらーくの奮闘から何を学ぶべきか?

では、我々中小企業は、すかいらーくのこの奮闘の、何を参考にし、何をすべきだろうか?

Tポイントカードを導入し、ビッグデータ分析ができる体力がある企業ならよいが、やはり導入の初期コストがかかる。

なので、同じ考え方で、小規模なデータ分析をすればよい。

まずは手持ちの顧客名簿を見直し、エクセルでよいので、顧客情報を入れる。

そして、顧客の購入状況BtoBの場合は契約状況いつ何をいくら買ったのかを入力していく。

そして、ある程度データの母数がたまってきたら、まずは、個数や購入金額の増減の傾向を見てみる。

景気がよくない時期に、購入数冶金学も減っていれば、それは節約志向に入った傾向がある、というサインなので、「お買い得感」のあるメニューを充実させる。

そして、増加傾向にあれば、自社の戦略がはまっているか、景気が上昇していることが推測されるので、強気の価格設定、メニュー構成にする、といった具合に、シフトさせていく。

KKD、勘と経験と度胸がとても重要だが、十分ではない。

このような、数字での判断があると、鬼に金棒になるのだ。

気を付ける点は、節約志向だからといって、安かろう悪かろう、という形で、商品の質を落としてはいけない

お客様は正直でかしこいので、美味しくない商品では、いくら安くても、リピートしなくなってしまう。

安いのがいいのではなく、この価格でこの値段という感覚にお客様になってもらうことが大事だ。

 

 

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