出典は、最近読んだこの本です。ミスターサブマリンこと元ロッテの渡辺選手の著作。長所と情報を技術に活かす考え方がまとまってます。
『アンダースロー論』
(渡辺俊介 著/光文社)
「なんでこんな練習をしなくてはいけないんだ」「こんなことをやって、何になるんだ」と思ってしまう地道な練習や鍛錬は、スポーツや芸術だけではなく、ビジネスの現場においてもよくあることです。
下積み時代や、新事業のテストマーケティング時には何かとコツコツやらなければならないものです。
それを「金額換算」するというのは、成長をイメージできる良い方法かもしれません。
この技術があと1秒速くなれば100万円の利益とか、これが何回できるようになると何万円の給料増とか、お辞儀を何センチ深くすると売上が何万円上がるとか、会議をあと何分減らせばどれだけのコスト減だとか、それによって得られる結果を金額で換算すると、モチベーションも上がります。
さらに、それを金額換算できるということは、目指さなければならない目標も、それによりどういう利点があるのかという結果もきちんと分析ができているということです。
もちろん、金額だけが目的となるのは本末転倒だという意見も多いでしょうが、より目的が明確になるということです。
自分たちの仕事のあらゆる一挙手一投足に、金額を設定してみてはいかがでしょう?
わずかな秒数や、わずかな長さなどが、実は意外にものすごく大きな数字になっているのが分かるかもしれませんよ。
【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)
- 新人に「もっとこうするべきだ」と教えていることをノートに全て列挙する。
- それらを全て「◯◯◯するごとに◯◯円」という金額換算で表現してみる。
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