安倍総理は「腕はあるのに売れないバンドマン」に似てる説

 

安倍政権存続のカギは、国民のニーズ > 自分の欲求

腕はいいが、売れないミュージシャンAを想像してください。彼はある日、「売れる法則」を知り尽くした「敏腕プロデューサー」と知り合います。プロデューサーは言います。

「君は、腕がいい。俺の言う通りにすれば、売れるようになるよ」

そしてAは、売れるミュージシャンに変貌します。しかし、Aは不満でした。

「売れるようになったが、この低俗な歌はなんだ。俺がやりたいのは、正統派ロックなのだ!」

彼は、敏腕プロデューサーに別れを告げ、自分の音楽を追求するようになります。しかし、ヒットチャートからは姿を消し、以後評価されることはありませんでした。

よくあるこの話の教訓はなんでしょうか? 彼は、敏腕プロデューサーのおかげで、「大衆が喜ぶ音楽」をつくれるようになった。ところが、「エゴ」が顔を出し、「自分のためだけの音楽」をつくりたくなった。それを断行したところ売れなくなった

同じようなことは政治家にもいえます。日本国民は、安倍総理に、「景気をどんどん良くしていってほしい」「日本を、北朝鮮や中国から守ってほしい」などと考えているでしょう。ところが総理は、「憲法改正をして歴史に名を残す」とか、「北方領土返還を実現して、歴史に名を残す」とか、考えているかもしれません。

もちろん、「憲法改正」も「北方領土返還」もいいのですが、「国民がそれを切望しているか?」と聞かれれば、そうでもないでしょう。一方、小池都知事は、都民の声に耳を傾けました。それで勝ったのです。

安倍総理に今必要なのは、「自分がやりたいことをやる」という「エゴ」を抑えて、「国民は何を望んでいるのかな?と問うことなのです。

image by: 首相官邸

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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