食後の眠気レベルで夏バテ度チェック!寝ても寝たりない原因とは?

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たくさん寝たハズなのに、起きたら体がダルくてさらに眠気まで襲ってきた……なんて経験はありませんか?「そんなのいつもだよ!」という方は、疲労体質に慣れてしまっているのかも!?メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』で、眠気とダルさの関係と質の良い睡眠をとる方法について教えていただきましょう。

食後の眠気・チェック

日頃の暑さ疲れだけでなく、梅雨からのたまった疲れの出る残暑のころ。
暑いと代謝が落ちて、普段よりも体温がさがります。 内臓の働きも落ちるので、梅雨からのカラダ疲れがたまっているかたは、食べることさえ負担になります。 消化器に血流があつまることで、

・手足の働きにブレーキがかかる→だるくなる
・アタマの働きにブレーキがかかる→眠くなる

食後に眠気を感じたら、 10分から15分ほどでよいので座ったまま(できたら横になって)仮眠しましょう。 目を閉じるだけでもアタマの充血がおさまり、消化器へ血流をまわせるようになります。 少しの時間でもいったん消化器に血流が集まることで、食べこなす働きが十分に高まります。
午後のパフォーマンスを上げるために、昼食後の少しの仮眠はぜひぜひオススメです。 そして、「食後の眠気・チェック」で眠気を感じる人は、夏バテがはじまっていますから夜は早めに就寝できるとよいですね。

短時間睡眠のススメ

食べることと同じくらい、楽しみたい睡眠。 ついついダラダラと横になってしまうぐらいなら、睡眠は少ないほどよいと、養生訓の著者:貝原益軒さんは言っています。 そうはいっても、すっきり疲れを解消できる短眠には、コツがあります。 ひとりひとり、自分にあった睡眠の習慣をもつために、今週はちょっとコツをみていきましょう。

【寝過ぎの負担】
そもそもひとのカラダは活動するためにあります。 たまった疲れを解消するのが睡眠ですから、疲れていなければ眠らなくてもよいわけです。 寝過ぎると、カラダの活気が低下します。 内臓の働きがおちるので疲労物質がろ過できず、かえって疲れがたまります。 呼吸が浅くなり、血行も悪くなるので、多眠後の寝起きは、

・重力がかかったような強いだるさ
・頭痛
・まぶた他、あちこちにむくみがある

のが特徴です。
朝の目覚めのとき。 カラダが温まり疲労感を感じなければ、ほどよい睡眠時間をとることができたサインです。 反対に、寝起きにカラダが重い・まだ眠い・目覚めるまで夢をみる・カラダが冷えているなどがあれば、質のよい睡眠をとることができていません。

【すっきり睡眠のコツ】
昼間カラダをのびのびしっかり動かすことで、運動する活力がそのまま、夜間に睡眠の活力にかわります。 運動不足のままでは睡眠の質は高まりません。 また、過食すると消化器に血流が集まるので、内臓で1日の疲れを解毒ろ過するための勢いのある血流が不足します。 そのため、たくさんの睡眠時間が必要になります。 本来、睡眠時間が短くてすむのは、カラダを調える力が丈夫な証拠です。 さっと眠ってスッキリできる睡眠の習慣を作っていくことが大切ということですね。

 

image by:Shutterstock

 

『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』 Vol.129より一部抜粋

著者/のぶ先生
臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。
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