首都圏が2度揺れた。未明と早朝に南関東を襲った震度4発生の衝撃
8月2日未明と早朝に首都圏を2度も襲った、いずれも茨城県を震源とする震度4の地震。この地震の揺れにより、睡眠を妨げられたという人も多いのかもしれません。

防災科学技術研究所 新強震モニタより
大震災レベルではありませんでしたが、近年、南関東周辺は首都直下巨大地震の危険性が囁かれており、油断を許さない状況になっています。
地震予知界の権威である識者たちの間でも、首都圏の大型地震発生はここ数年のあいだ継続して懸念されており、今回の地震が前兆の一部と捉えられる向きがあっても不思議ではありません。
そんな中、今回の震源地や発生規模と同じものを事前に公表し、今後も継続して警戒が必要だと発信しているのが、地震予知界の重鎮の一人である電気通信大学名誉教授の早川正士氏です。
早川教授は、自身のメルマガ「【1週間前に地震を予知】早川教授の最新『WEEKLY 地震予報』」の8月1日号で、茨城、福島、千葉周辺にM5.0規模の地震が1日より一週間以内に発生すると予知。そして、メルマガ発行翌日の未明と早朝に今回の地震が実際に発生しました。

メルマガ8月1日号より
早川教授はどのような方法で地震を予知できたのか?
では、早川教授は、どのような手法を用いて、今回の地震を予知できたのでしょうか。
早川教授の手法は「VLF」という低周波の電波を用いた予知です。このVLF電波は上空約80km~100kmにある電離層と大地との間を反射しながら進む特性があるのですが、大きな地震が起きる1週間前になると、その受信状態がなぜかいつもとは変わってくると語ります。
これにはじめて気づいたのが1995年の阪神淡路大震災の起きた当時。地震が発生する4日前にこの現象が起きたそうですが、発生翌日には消えていたとのこと。その後、検証を重ねた結果、大規模な地震が起きる直前になると、電離層の下端の電波が反射する層が、必ず数キロに渡って押し下がるという結論を得たということです。
今回の地震発生は、首都直下地震の前震か否か、その結論や予知はまだ公表されていません。引き続き、警戒を怠らないに越したことはありませんが、その発生の可能性を少しでも事前に得ることが出来る、メルマガ「【1週間前に地震を予知】早川教授の最新『WEEKLY 地震予報』」への登録は、防災グッズと同様にあなたの身の安全を守る懐刀となることに異論は無いと思います。
来たるべき大震災時代に備え、登録を検討してみてはいかがでしょうか。
文・構成/湯包 一籠(MAG2 NEWS)
image by: 防災科学技術研究所 新強震モニタ