実際のハナシ、「後期高齢者」が輝ける職場など存在するのか?

 

なんて話をしていたら、友人は、私、マンションの管理員さんとかできそう…、階段を上の階から下りながら、黙々とお掃除するってきらいじゃないかも…と。私はというと、誰も見ていないところで黙々とお掃除できるかな~何だかサボりそう。まず、几帳面じゃないから、採用してもらえる気がしない~。なんて、言っていたら、先日、友人と、桜に囲まれた旅館に一泊した時、私にもできそうな仕事を発見しました! 食事室で食事のお世話をしてくれる仲居さん? がみんな70歳代後半ぐらいの高齢の女性たちなんです。ゆったりと食事を運んだり、お世話をしてくれます。

で、胸の名札を見ると、なんと、「研修生」となっています。そうなんです。ずっと仲居さんをしていて、今もベテランとして頑張っている…訳じゃないのです。70代半ばでこの仕事についた研修生」なのです。で、プロとしての接客を学びながらも、世話好きのおばさんが、親身にお世話をしてくれるみたいな感じも残っていて、そこがとても和むのです。お客さんの方も、高齢の方が多いので、自分たちと同じ年代の仲居さんには、気を使わず何でも言えて、いいんじゃないかな~と思いました。

で、私…この仕事ならできそう~~と。料理を運んだり片づけたりしながら、ちょっと地元の案内をしたり、何かお客さんの要望があったら、それに応えてあげようと知恵を絞るって、何だか毎日が充実しそう~~。一期一会を楽しみながらのおもてなし…私にもできそうな仕事を見つけた気分でした(採用されるかどうかかわかりませんが、笑)。

超高齢社会っていうのは、お客さんにも高齢者が多くなるということ。だったら、同年代の人だからこそできるサービスっていうものもあるはずです。こんな風に、高齢者の仕事の幅も広がっていくんだろうな…と感じたできごとでした。

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