会社も社員も得をする給料のもらい方とは?
さて今号から数回にわけて「経営者にも社員にも役立つ給料の払い方」について、ご紹介したいと思います。
実は、給料って、払い方を少し変えるだけで、会社も社員も大きく得をしたり、損をしたりするのです。
というのは、サラリーマンの方々の給料には、莫大な税金、社会保険料がかかっています。
平均的なサラリーマンの方で、所得税がだいたい10%、住民税が10%です。つまり、税金だけで20%も取られているのです。
そして、それに社会保険料がかかってきます。社会保険料は、健康保険と厚生年金を合わせて約30%です。
この30%は、会社側と折半して負担するという建前になっています。が、会社としては人件費の中でこれを支払うので、社員にとっては、本来、自分がもらえるべきお金から支払われているのであり、自分が負担しているのと同様のことになります。
つまり、税金、社会保険料を合計すると約50%なのです。
ざっくり言えば、会社が20万円の給料の人を一人雇う時には、30万円を用意しなくてはならないのです。
この50%の税金、社会保険料を安くし、浮いた分を会社と社員で分ければ、すごく得をするのです。