企業よ、パワハラを甘く見てない?プロが提唱する3つの予防策

 

御社がすべき一番大切なことは、「予防対策」です。「予防対策」として、大きく3つのポイントを押さえて下さい。

第1のポイント

パワハラを「起こさない・起こさせない」対策

 

第2のポイント

「周知・啓発」対策の重要性

 

第3のポイント

社内の地位・責任・権限に応じての、「教育や講習」の実施

特に、管理職者に対しての「教育」が、パワハラ予防に大きな効果を上げます。

今回は、管理職者への「教育」の際に役立てていただけるよう、「パワハラ予防のために管理職者が心掛けるべきこと」を挙げます。

  • 個人の名誉や人格を否定する発言は避けること
  • 大声をあげたり、感情的になったりせず、冷静な注意・指導を心掛けること
  • 相手の言い分を聞くこと
  • 注意・指導は、できる限り面談や口頭で行うこと
  • 長時間に及ぶ執拗な注意・指導・叱責は避けること
  • 暴力行為は、絶対に行わないこと

以上の事を心掛けてもらうよう、管理職者への教育や講習を組み立てて下さい。それが、御社の「訴訟リスク」の軽減と、全従業員の「能力発揮」に役立ちます。

以上を踏まえて、あらためてお聞きします。

「御社では、パワハラ防止の教育を行っていますか?」

image by: Shutterstock.com

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就業規則とは、入社から退社までの「ルールブック」であり、労使トラブルを未然に防ぐ「ワクチン」であり、効率的な事業運営や人材活用を行うための「マニュアル」でもあり、会社と従業員を固く結びつける「運命の赤い糸」でもあります。就業規則の条文一つ一つが、会社を大きく発展させることに寄与し、更には、働く人たちの幸せにも直結します。ぜひ、この場を通じて御社の就業規則をチェックしていただき、問題が生じそうな箇所は見直していただきたいと思います。現役社会保険労務士である私が、そのお手伝いをいたします。

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【著者】 飯田 弘和 【発行周期】 週刊

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