つまり、将来の組織やチームの在り方、ビジョンを明確にした現時点で、
- それを運営するにはどういう組織になっていて
- その組織を運営していくにはどんな人材がどんなポジションに就いて
- 現場を支えるスタッフはどんな人材であるのがベストなのか?
までを具体化しておかないといけないということです。それがあって、初めて、10年後、5年後のカタチを全て逆算し採用基準、育成にあたるまで計画・実施することができるのです。
プロのアスリートの親御さんは子供の頃から、1つの種目に没頭させるように育てているという話は結構ありますが、その育て方と同じようなことです。
将来像を明確にし、その為の育成を行う。
それぞれのエキスパート、プロを育てはじめて活きた組織となります。今いる人材や枠組みだけで考えてなんとか活きた組織作りをしようとしたところで限界がきます。将来像を具現化し運営していくには、将来のビジョンに合わせて組織、チームを作ることが必要です。
今いる人材を足し算式にはめていくのではなく、先に組織、チームビジョンを明確にして、さらに、その上で育成法や採用基準を決めていくという風に逆算していくことです。
「忙しくなってきたから、急遽人材を募集しなくちゃ! Aさんが辞めちゃったから、代わりの人を雇わないと」
こうした後手後手の会社は、活きた組織作りが出来ていない場合がほとんどです。