交通渋滞発生のメカニズムが、企業の問題解決にピタリとハマる訳

 

たとえ話し合いに時間が掛かったとしても、そこがきちんと共有されていれば、「いまは営業部門は頑張らなくてもいい。その分、別の部門に経営資源を振り向けよう」などと、長期的には無駄のない仕事をすることができるはずです。

人事・教育の面でも長期的な視点は欠かせません。これもある大手メーカーのケースですが、改革派の経営者が短期的な利益、業績改善を目指して人件費を削り、技術者の多くを派遣に切り替えました。

その結果、短期的には業績が回復して、株主からも賞賛を得たものの、長期的に見ると、会社の根幹を支えるコアな技術が社内から失われて空洞化し、いま非常に危機的な状況に直面しています。

大手メーカーでもそのような状況だということは、他の日本企業でも同様の事態が起こっている可能性は十二分に考えられます。

image by: shutterstock.com

致知出版社この著者の記事一覧

京セラ・稲盛和夫氏、サッカー日本代表・岡田武史氏など、人間力を高める月刊誌『致知(ちち)』に登場した各界一流人の名言や仕事術など、あなたの「人間力アップ」に役立つ情報を配信中。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 致知出版社の「人間力メルマガ」 』

【著者】 致知出版社 【発行周期】 日刊

print
いま読まれてます

  • 交通渋滞発生のメカニズムが、企業の問題解決にピタリとハマる訳
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け