子供の肥満と将来の病気
子供の肥満は将来さまざまな病気の根本原因となります。なかでも糖尿病が問題です。糖尿病による死亡者数は、世界ですでにマラリアと結核、さらにエイズをも合わせた三大感染症死亡者数を超えています。糖尿病による心筋梗塞や脳梗塞、腎不全、感染症などで、世界で多くの人々が死んでいます。また、子供の肥満は高血圧やがんのリスクでもあります。
格差の広がる日本でも同様な傾向をみています。最近の厚労省の調査によると、低所得層のほうが肥満者の割合が高い傾向にありました。コンビニ弁当とジャンクフードのみを食べていたある生活保護受給者は、1日になんと5000kcalも摂取していたという大阪のケースもありました。
世界の国々の政府はこの栄養問題に対する介入を行うべきです。野菜や生の果実などの栄養価の高い食品には補助を行って、それらの価格が安くなるように子供たちを助けるのです。逆に加工食品やジャンクフードなどの栄養価の低い食品には課税等で価格を高くするのです。
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