鍼灸師が教える、春から初夏に起こりやすい「疲れのマヒ」対処法

 

【必要なのは、保温と保湿と疲労の回復】

たとえば顔面神経麻痺症状をおこしたとき、春から初夏の極端な空気の変化によるストレスから、カラダを保護し感覚機能を持つ肌を守ることが大切です。

空気の乾燥による肌をしっかり保湿しながら、人肌程度で患部を保温しながら、血流をうながすためにこまめな「やさしく撫でるようなマッサージ」をするとよいです。

コツとしては、化粧水や乳液をこまめにやさしく撫でるようなマッサージしながら、ひんぱんに肌を保湿し続けるようにするとちょうどよいです。

また、疲労が蓄積しないように、日常生活のスケジュールを見直すことも必要ですし、睡眠時間をたくさんとることも有効です。顔面神経麻痺症状でなくても、「ゆるみすぎる=適度な緊張を保つことができない」症状が、気がつかない程度に手足でもおこっていることがあります。

  • ひんぱんにつかんでいたモノを落とす
  • 足が上がらずひんぱんにつまづく
  • 肩をひんぱんにぶつける
  • 立ち上がろうとして後ろにこける
  • 食べていて口の中をよく噛む
  • アタマをよくぶつける(まぶたが充分に開かず上が見えていない)

疲労が蓄積して抵抗力が落ちると、感染症やヘルペスなどの痛みを伴うマヒ、しびれ症状に発展することもありますから、早めに医療機関へ受診するとともに、生活習慣の見直しも検討してみたらよいと思います。

image by: corbac40, shutterstock.com

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臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。

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【著者】 鍼灸師・のぶ先生 【月額】 660円/月(税込) 【発行周期】 毎週金曜日

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