セクハラ行為の後、受けたパワハラ行為
こうした一連の担任教員のセクハラ行為が問題となり、保護者との話し合いに発展する。
その最中、Aさんは身長や体重などの身体の記録が書かれた健康記録カードと、運動会で使用するために預かっていた応援団セットがロッカーから消えてしまう。この紛失問題で、運動会の応援団担当教員はAさんが紛失したものだと決めつけた。
Aさんの証言によれば、応援団教員は「ロッカーから消えただと?いいや、お前が失くしたんだ。お前が失くしたんだから、毎日探せ!毎日どこを探したか、先生に報告しろ!」と言い放ったという。
その後、4日間探し、その都度Aさんは報告をしたが、その度に怒鳴り散らされ、睨みつけられたため、5日目にもう1人の応援団担当教員に事の次第を相談した。ところが、激昂する応援団教員は「お前は卑怯者だ!都合が悪くなったからって、○×先生を連れてきやがって!」とさらに大声で怒鳴った。
ちなみに、セクハラ担任教員はこれらの様子を知り、ニヤニヤしながら「困りますねぇ」とその様子を見ていたという。この状態からAさんはセクハラ申告によって起きた嫌がらせだと感じた。
そして、この状態は数週間続いた。Aさんは毎日、紛失物を探し、その報告をするが、その都度激昂され、「ないばかり報告するな」と理不尽な怒りを向けられていた。ついにAさんは心身を壊し、自殺未遂を行うに至っている。未遂で済んだのは、保護者が異変に気付き、行為を止めたからであり、もしも保護者が気づかなければ、最悪な事態が起きていたかもしれない。
健康記録カードは後にAさんのお道具箱から見つかったと副校長が電話でAさんの保護者に報告しているが、見つかった状態は、A4のクリアファイルの中に挟まっていたという事であった。しかし、お道具箱はA4のクリアファイルが入っていると蓋が挟まってしまい、閉まらないのだ。
それまでお道具箱の蓋はしまっていたことから、これは学校内で何者かの作為的な事態が起こっていたことは明白なのだ。
また応援団セットは見つからず、保護者は寄贈品としてハチマキやタスキ、手袋を学校に対して弁償をしている。弁償をすることは、ある意味、紛失の責を負ったような形にも見えるが、被害者からの皮肉の意味が強いと言えるだろう。
応援団セットは、学校の構内で行われている剣道クラブの代表講師が拾い、そのクラブが管理する倉庫に保管していたということが後日判明している。つまりは、Aさんが紛失したものではなかったのである。
不登校教室
セクハラ行為があり、それを申告したら、不当な嫌がらせ(パワハラ行為)を受けた当時小学生であったAさんは、恐怖心から学校に通えなくなってしまった。
そこで、千代田区が運営する不登校教室に通うことになるが、ここでも学校の要請によって不当な扱いを受けることになった。学校側が不登校教室側にした申し送りは2つあった。
- Aさんは不登校教室への入室ができない
- Aさんは無期限で、個室で一人で学習する
これにより、Aさんのスペースは廊下の一番奥、パーテーションで区切られた10畳ほどの部屋であった。
Aさんも保護者も教室で普通に授業が受けられるように抗議をするが、不登校教室は学校に確認をしないと即答できないと言い、学校は教育委員会に確認しないとわからないと言い、教育委員会は、学校長に確認をしないとわからないとして、たらい回しにしたのである。
また、学校側は必要な教科書の配布や学習用プリントの配布をAさんには行わず、提出期限の数日前に500枚程度に及ぶテスト類を配布し、期限内に提出すれば後期の成績をつけてやると言い放つのである。
もはやブラック企業の追い出し部屋に入れられてしまった状態になったのである。