不味いのにはワケがある。「料理レシピ」を正しく読み込む方法

 

ただですねえ( ̄- ̄)

  • レシピ通りに作っているのに上手く出来ない!

という方がいるのも知っているんです。フシギですよね、レシピ通りのはずなのに。

うん、これには実は二つパターンがあるんです。ひとつは

  • レシピを不正確に読んでいるパターン

です。レシピにはいろいろな情報が盛り込まれていますが、その順番や内容は結構気を遣って書かれているんです。特に、プロが書いたものはね。

ちょっと例を挙げてみましょう。たとえば、こんな感じです。

フライパンを中火で熱し、油を引いて、豚バラ肉を入れる…

…よくある記載ですよね。料理を作り慣れている方は、このドコに失敗するポイントがあるのか分からないかもしれません。しかし、この料理で失敗する方は

  • フライパンを中火で熱し

というところを読み飛ばすのです。

この手順の場合、

  • フライパン→火→フライパンを温める→油→豚バラ肉

ですよね。ところが、失敗する方は

  • フライパン→油+豚バラ肉→火→温める

にしてしまったりするんです。ま、つまり順番がメチャクチャになっているんですね。これだと、フライパンが温まっていないため、肉がくっつきやすく、スムーズに炒めたり焼いたりできません。

あえて言うなら、この順番でも大丈夫な場合がありますね。

  • フッ素加工のフライパンを使う場合

ですね。フッ素加工やテフロン加工のものは、油や食材を入れない状態で火を付けることは

  • 厳禁

です。非常に高温になりやすく有毒ガスが発生するからです。なので、この順番が正しいことになります。

逆に言うと、使っている調理器具が何かで手順が変わってしまうわけでここでは「肉が焦げ付かないように配慮してということを読み取らないとマズいんですよね。

こうしたパターンの場合、注意深くレシピを読めばちゃんと作れるはずです。

…え?それでも作れない?そう、そういうこともありますね。それは、もうひとつのパターン、

  • レシピ自体が不親切なパターン

です。不親切パターンとは、その料理を作る重要な手順がすっ飛ばされている場合です。驚かれるかもしれませんが、これは意外に多いんです。

聞いた話ではありますが、レシピの手順を詳細に記述すると長くなりすぎて雑誌などの紙面上マズいんだそうです。このため、ムリクリ手順を省略して記載するのだというんですね。ま、当たり前ですが、これではその料理を食べたことがある人しか作れませんよね。

まともに一冊のレシピ本になっている場合にはそんなことはありませんが雑誌にちょろっと掲載されている場合で、手順が4つか5つしかないものはかなりの確率でこの不親切パターンです。

もし、ちゃんと作っているはずなのに、上手く行かないんだとしたらこのパターンかもしれません。

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