探偵が見た八尾市小6女子いじめ暴行事件の大人達によるクズ対応

 

2月14日公園暴行事件

2018年2月14日、Aさんは学校から帰宅すると、他の女子児童2人と、近くの萱振公園に遊びに出かけた。

(事件のあった公園)

(事件のあった公園)

そこで事件が起こる。滑り台の上にいたAさんは、Bから足を触られたり叩かれ、それを振り払おうとしたところ、軽くその手を踏んでしまった。これに逆上したBは居合わせたCに、「俺、ボコボコにしていいやんな」と声をかけ、Cが「やったれ、やったれ」と答えると、猛然と滑り台の上に登った。

Aさんは抵抗をしたが、男子児童であるBの方が圧倒的に力が強く、滑り台の上で、顔やお腹を十数回膝蹴りをされ引きずり倒された。Aさんは咄嗟にうつ伏せになって身を守ろうとするが、Bの暴力は止まらず、頭を足で踏みつけたり、執拗にAさんの手を狙って、跳ね上がりながら踏みつけた。

逃げようとするAさんが動けば腰や背中を激しく踏みつけ、髪の毛を掴み、滑り台の鉄板に頭を十数回叩きつけた

グッタリとしたAさんの上にBは跨り、「王様や」と言って笑った。Aさんは恐怖と身体の痛みで、泣き続けていた。暴行現場は、長さ160センチ程度・幅80センチ程度の狭い空間であった。

(暴力事件のあった滑り台)

(暴力事件のあった滑り台)

(暴行現場となった滑り台の上)

(暴行現場となった滑り台の上)

一緒にいた女子児童らは「やめてや!」「先生呼んでこよう!」と叫んだ。Aさんは殺されると思ったのだろう、その女子児童らに「お母さん呼んで」と頼んだ。記録や証言記録では定かではないが、暴力は午後4時半ごろから被害女児の母親が公園に到着するまでの5時ごろまでの間続いたものと考えられる。

怪我の状態は、病院の診断書から明白である。

「左小指基節骨骨折」「腰部打撲」「胸部打撲」「左小指中節骨骨瑞線損傷」「前額部打撲擦過傷」「右足関節捻挫・打撲」

(診断書写真)

(診断書写真)

医師によれば、左手の小指は、根元から折れ、指の骨の損傷が激しいため、後遺症が残る可能性があると話したそうだ。事実として、Aさんは後遺症に悩まされている

事件後

事件後の学校の対応は極めて杜撰である。これは当初の第三者委員会も強く非難している。そもそものスタンスが揺れ動いているのだ。

例えば、3月には学校としても対応しているとしつつ、6月の段階では、公園で起きた事件には関与できないとしているし、Aさんの抵抗自体を取り上げて喧嘩であるという見方が顕著であった。

そして、公園暴行事件については、被害者が加害者とされるという問題も発生していた。

警察と児童相談所

本件については、被害保護者に私がアドバイスして、八尾警察署の記録や児童相談所の記録を開示請求によって入手している。これによれば、警察は喧嘩であると考え、大怪我をしているAさんもいわゆる加害行為をしたとして調べており児童相談所に送致をしていることがわかる。

特に、担当官は、事件に進展がなく、アポなしで相談に行ったAさん夫婦とAさんに対して、被害保護者の証言では「アポを取れと言ったよな?」と話し、当のAさんにも「あんたもやったやろ?」と聞いているとされる。

一方、担当官は、「公園での子供の喧嘩」と言い、Aさんには「お互い、暴力を振るった事はわかるね」と言ったと記録している。言い方の差異はあるにしろ、その内容は被害者を傷つけるものに他ならない

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