「重要な資料を会社のPCに忘れてしまった」と外出先で右往左往、などという苦い経験をお持ちの方、いらっしゃるのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『不動産屋が教える!賃貸オフィスの借り方虎の巻!』では、設定しておけばいざというときも慌てず無料でPCの遠隔操作が可能な、「リモートデスクトップ」の便利な使い方を解説しています。
googleリモートデスクトップの詳細な使い方まとめ
外から社内のPCにアクセスできるリモートデスクトップですが、その中でも無料なのがgoogleリモートデスクトップ。ユーザーも多いと思いますが、その使い方が少しくせがありますし、説明書もないので、使い方をご紹介したいと思います!!
まずはgoogleリモートデスクトップのHPにアクセスしましょう。
googleアカウントと受け入れるPCにchromeがあれば、使えます!
※スマートフォンは、アプリのインストールが必要です。
細かい使い方解説
1.画面の位置移動
全画面表示にしている場合、ちょっと変わった操作になるのが、画面サイズが足りない場合、マウスのカーソル位置を上下左右の端っこに移動させると、画面がその方向に移動します。
2.画面サイズの調整
画面右側にある青い△印をクリックすると、設定パネルが表示されます。ここで好みの設定にしましょう。
- 全画面表示
リモートデスクトップのタブを全画面表示にします。あたかもそのパソコンだけをみている感覚で使えるようになります。こちらはf11キーと同じ操作に見えますが、この全画面表示の場合、1.で紹介したマウスカーソルで画面の位置移動ができるようになります - ウィンドウに合わせる
リモートデスクトップの画面全部が見える状態になります。複数のプログラムを動かす使い方や、windowsのスタートボタンを押す時などに、便利です。 - ウィンドウに合わせてサイズ変更、スムーススケーリングは、設定してもしなくても、私のPCだと変化はありませんでした
3.設定パネルの表示
マウスで右側の△矢印を押す方法もありますが、設定パネル内の左shiftキーを長押ししてオプションにアクセスにチェックをいれておけば、キーボード内の左側にあるshiftキーを長押しすると、パネルが表示されるようになります。画面設定を細かく変更したい方には便利です。
4.上手く反応しないショートカットの設定
ctrl+c(コピー)とか、ctrl+v(ペースト)などは普通に使えます。
alt+w(タブ削除)もきちんと反応するのですが、alt+tab(タブ移動)は、ローカルのPCが反応してしまいます。これを解決するには、キーマッピング設定機能があります。
たとえば、デスクトップを表示させるショートカットは、windowsキー+dですよね。これをgoogleリモートデスクトップで行うと、同じ操作をするとローカルのパソコンのデスクトップが表示されてしまいます。
そこで設定パネル内のキーマッピング設定で、
- マッピング元のキー
ControlRight - マッピング先のキー
MetaLeft
と記入しておくと、なんと、右側のctrlボタンがリモートPC上でwindowsキーが押されたことになります。ですので、右側のctrl+dを押すと、リモートPCのデスクトップに移動できるようなります!
5.複数ディスプレイの表示
2つディスプレイを接続している場合、どちらのディスプレイを表示するか、もしくは両方表示させるかを青い設定パネルで選択が可能です。
6.ファイル転送
ファイル転送も可能です。青いパネル上で、ファイルのアップロード、ダウンロードを選択して行います。
アップロードすると、ローカル上のファイルが、リモートPCのデスクトップに入ります。ダウンロードを選択すると、リモートPCでファイル選択画面になり、それがローカルPC上で、画面の下にダウンロードバーが表示されて、ファイルを受け取れます。
PCの場合は、こんな感じですね。ちょっと使い方にくせがありますが、なれると快適になりますよ!!
image by: Shutterstock.com