コツコツ貯めた預金や年金が不良債権に?日本総貧困化の悪夢を断ち切れ

 

トランプ大統領誕生と戦後レジーム脱却

米国トランプ大統領の登場は、この流れを変えた。トランプ大統領は、最初からウォール街の国際金融資本やグローバリストこそ、貧富の格差を生み出し、世界に戦争を拡散させていることを見抜いていた。

そして、米国が中国を支援して、共産主義から民主主義に転換するのを待つという戦略は間違いだったと認めた。中国とのデカップリング政策を進めていった。

一方、日本の安倍首相は「戦後レジームの脱却」を政策に掲げていた。この政策の定義は曖昧だが、気分としては「戦後、米国に押しつけられた体制を変えたい」というものだろう。そして、憲法改正により軍事力を高め、国として自立したいと考えている。

トランプさんも日本が軍事力を増強するのは賛成している。彼は基地を縮小し、米軍を撤退したいのだ。

同時に、中国の脅威という点で両者は共通していた。安倍さんとトランプさんの性格という個人的な理由だけではなく、両者が話し合う中で、中共と民主党、グローバリストという共通の敵が見えてきたのではないか。

互いに一国の代表なので、公的な発言はできないが、国内外に共通する敵対勢力を見いだしたのだと思う。

マスコミが執拗に個人攻撃してくるという点でも両者は共通している。その背後の中共マネー、あるいは国際金融マネーの存在も共通認識していたに違いない。

この流れは現在も継続している。

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