子どもの「わざと癇癪」に効く、たったひとつの魔法の対処法とは?

 

その後、こんな風にご報告いただきました。

パピーさん、ご無沙汰しています。

以前、パピーさんにご相談をさせて頂いて、お返事もせずそれっきりになってしまい、申し訳ありません。

「苦情が来る前に子供を連れて謝ってしまうように」と言われたのですが、私にはそんな勇気がなく、アドバイスを頂きながらもできませませんでした。又、自分の態度も替える事ができなくて、結局、ずっと子供を叱りつける事を続けてしまいました。

そうすると面白くない息子は、わざとリビングで地団太を踏むようになり、わたしが「それ辞めてって言ってるでしょ!」と怒れば怒るほど酷くなり、激しい癇癪を起す子になってしまっていました。

あまりにもうるさく、子供が頻繁に床を踏み鳴らすので、とうとう不動産会社を通じて下の階の方から苦情が来てしまい、主人が息子を連れて謝罪に行ってくれました。

その後、主人と話をして、実は前からアドバイスは頂いていたけれど、それが行動にできなかったと涙ながらに話したら「よし解った。引っ越ししよう」という事になり、小さいですが一軒家に引っ越しをすることになりました。金額はマンションよりも少し高めだったのですが、私の気持ちの負担がすごく楽になりました。

パピーさんにご相談してから1年後ぐらいのことです。「今からでは遅すぎるのかな?」と思いながらも、下の階の人や近隣に心配する事も無いので「どうぞお好きにドンドンやってください。そんな事では動じません」という態度がやっと。やっとできるようになりました。

年長になってもギャーギャー泣いたり、30分近くも地団太を踏んでいましたが、
(今までならおろおろしていましたけど)「落ち着いたらお話しましょう。それまでは気が済むまでやっていいよ」と言って放っておくことがやっとできるようになって、そこで初めて、子供に変化が訪れました。

「やめさせよう、やめさせよう」と必死になっていた時には、どんどん酷くなっていたのに、「どうぞどうぞ、いくらでもやってください」と私が開き直ったら、奇声をあげたり、床を踏み鳴らす時間が減ってきました。

すると「すっきりしたから麦茶ちょうだい」とか「もう落ち着いた」と言う様になり、「それじゃあ、おやつにしようか」と二人で笑ってお菓子を食べたりできるようになりました。

そんな風に、「わざとの癇癪 → 落ち着くまでやらせる → 落ち着いたら仲直り」を繰り返した結果、年長の後半では癇癪を起してもすぐに切り替えができ、今は「床をドンドン」や「わざと大きな声で泣き叫ぶ」は、全くなくなりました。ここまで長くかかりましたが、もしパピーさんに言われてすぐに行動ができたら、半年もかからなかったのかな?と思います。

今は、小学校1年生になって、コロナもあって学校に行ったり行かなかったりですが、家にいる時も落ち着いてくれています。今回、パピーさんにメールを書いている中で過去の事を思い出していましたが、親の態度や姿勢って本当に大事だな、って思います。

私も「できない」とか「勇気がない」とか言っていないで、地に足のついた動じないお母ちゃんになれるように頑張ります。

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