ウクライナとロシアの紛争。日本人として何を考えればいいのか?

 

インフレが高金利とバブル崩壊を呼ぶ

もう既にその兆候が始まっていますが、 米国などでインフレ対策の金利上昇 が始まっています。これがじわじわと 株式市場や不動産市場にボディーブローのように効いて きて、いずれ バブル崩壊 に至るでしょう。

日本でも、少しずつ物価上昇 が始まっており、おそらく、これから コロナ収束後のリバウンド好景気なども手伝って、いずれ金利上昇局面を迎える ことになりましょう。

私が怖いのは、 コロナ禍からウクライナ紛争を経て引き起こされる経済のクラッシュです。

もしも、 株式や不動産投資に興じている方 がいらっしゃったら、 バブル崩壊に備えて、利益の出ている間に売却 しておいた方が良いでしょう。

私は、 日興証券勤務時代にバブル崩壊を体験 しましたが、 金利が上がっているにも関わらず、経済評論家の多くが日経平均は4万円になると楽観的な予測 をしていました。詳しくは、 バブル崩壊直前の日本経済新聞・日経ビジネス等のバックナンバー を見てください。きっと勉強になるはずです。

ハイパーインフレは、革命や独裁者登場の引き金に

歴史をひもとけば、 ハイパーインフレで市民の不満が爆発すると、大きな革命や独裁者出現につながりやすい ことがわかります。

直接、ウクライナ紛争に関わっていない国でも、 ハイパーインフレに見舞われれば、政情が不安定 になります。そんな国で、 体制が大きく変わったり、独裁者が出現したりすれば、また新たな紛争が始まる かもしれません。

日本発のグローバル企業も、今は南米からアフリカまで新興市場に進出 していますが、そんな ヨーロッパ以外の新興国でもカントリーリスクが高まる可能性が高い のです。

まだその心配はありませんが、 日本までもハイパーインフレになって英雄待望論が高まった時に、弁舌さわやかで人当たりのいい新進政治家が出てきたならば、警戒しなくてはなりません。 次なるヒトラーを選ばないように。

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