川を泳いで敗走か。ウクライナの反撃に重火器を破棄して退却するロシア軍

 

ショイグ国防相は、ウクライナが「核テロ」を実行していると非難し、ロシアが同原発に重火器を配備したというウクライナと西側諸国の主張を否定し、国連安保理でも、ロシアは原発の安全をウ軍が阻害したと、議題提案があり、IAEAの報告書後、審議されることになる。ロシアの嘘が、国連安保理でも暴かれることになる。

ロシアは9月1日から大規模な軍事演習「ボストーク」を、ロシア極東や北方領土、日本海などで行い、兵士5万人以上のほか航空機140機や艦船60隻が参加する。中国、アルジェリア、インド、ラオス、モンゴル、ニカラグア、シリア、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタンが参加する。

この狙いは、ウクライナ戦争でも、ロシアは中国とともに。米欧や日本への対抗ができると見せつける狙いがあるとみられるが、反対に、中国は艦船の参加もさせて、台湾進攻時にロシアの支援を得る狙いがあるようだ。

ロシアは、極東ロ軍もウクライナに70%程度送っているので、参加人数は1万人レベルのようである。恒例の大演習を行うことで、ロ軍が余裕あることを示したようだ。

世界は、確実に東西の分離になってきている。先進国群と専制主義国+新興国+発展途上国群の2つに割れている。温暖化防止などの先進国の規制で、新興国の発展は阻害されている。

それを嫌がる新興国は、両方の中間に位置することになる。そのよい例がインドだ。インドは、「ボストーク」に参加することで、欧米に対する不満を表しているように感じる。

さあ、どうなりますか?

(『国際戦略コラム有料版』2022年9月5日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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