なぜ、自分に「厳しいことを言ってくれる人」を探すべきなのか?

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嫌われてもいいから相手のためになるならお説教をする、と考える人が多かった昔に比べ、今はそこまでしたくないと考える人が多いですよね。しかし、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、厳しいことをあえて言う、そして自分も厳しいことを言ってもらうことが重要だとしています。

厳しいことを言ってくれる人を探す

私はビジネスとして受講生と対峙しているので、本人の為になることなら、厳しいことも言わなきゃなりません。

私だって無料でやっていたら、こんな指摘はしませんよ。私のところには読者さんから感想のメールや、質問や、意見が来るわけですが、そういうメールに対して日本語の誤りを指摘することはありません。明らかに何を言っているのか分からないメールも多々あるんですよ。でも、それらにマヂレスをしたことはありません。おカネをもらっていないのに、なんでそこまでしなきゃならないんですか?しかもこんなことをしたら嫌われちゃうじゃないですか。怖い人だと思われちゃうじゃないですか。

これって人間関係で、人付き合いで、友人にマヂレスをしなくなったのと同じ構図なんですよ。

昔は損得なしに、相手のことを考えて、嫌われても良いから苦言を呈すってことがフツーに行われていたのですが、今の時代は

・嫌われてまでそんなことはしたくない

・相手の成長なんてどうでも良いわ

・そういうのってウザイじゃないですか

と考えることが主流になってしまったんです。だから、あなたは成長できないんですよ。

誰もあなたに厳しいことを言ってくれないから。だから自分の偏りやおかしなところに気付けないんです。でもそれって傍から見たら結構あからさまで、気付けたら簡単に直せるはずなのにね、ってところもあるんです。

例えば私は食事のマナーにそれなりにうるさい(と思われている)んです。肘を付いて食べる人や、口を開けてクチャクチャと咀嚼する人、お箸をちゃんと持てない人を見ると、余計なお世話だと分かっているのに、指摘しちゃうんですよ。それって気付けたら直せることで、直した方がその人の人生で絶対にオトクなことだからです。

でもこれ、みなさんなら敢えて指摘しないでしょ。で、そんな人とは少しずつ距離を置こうとするでしょ。それが今の人の対応方法なんですよ。私はそっちの方が冷淡で不親切な人間だと思いますけどね。

そしてこの方向性って社会全体では大きな損失だと思うんですよね。嫌われても誰かがちゃんと言ってあげるべきなんですよ。そんな損な役回りをする人が減ってしまったんですね。それは非常に残念なことだと思いますよ。

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