iPhone、LINE、TikTok…なぜこんなに普及した？「イノベーター理論」とマーケティング戦略の実践例をゼットスケーラー日本・アジア代表の金田博之氏が解説

イノベーター理論の実践例

UBER、airbnb、Apple、LINE、TikTok……これらの企業やサービスは、どれも皆さんにとって当たり前のように普及しているものばかりだと思います。

しかし実は、これらすべて今回の内容を実践して普及しています。

共通しているのは、「アーリーアダプターに属する、特定の層に明確に狙いを絞ってアプローチをした」ということ。

これだけ市場に普及していると信じられないかもしれませんが、実は最初から手広く大多数の層にアプローチしていったわけではないのです。

例えばUBERは、シリコンバレーのスタートアップ企業で働くIT感度が高い人たちに着目してアプローチしました。airbnbは、旅行会社のプラン通りの旅行に不満を抱く層へアプローチしましたし、AppleのiPhoneはとにかく多数の機能を1つの端末に求める層へアプローチしました。

そして、狙いを絞って的確にアプローチしたアーリーアダプターの人たちが、その価値や利便性を口コミし、爆発的に広まっていったのが現状です。

LINEなんかはとても面白い例でして、いわゆるお爺ちゃんお婆ちゃん世代はレイトマジョリティの傾向がありますが、「娘が使ってるから」「孫が使ってるから」という理由でユーザーになっています。

つまり大事なポイントとしては、以下になります。
「特定の層（アーリーアダプター）に狙いを絞り、対象顧客とする」
「その対象顧客が求めていることに的確に応え、価値を提供する」

こうすることで、アーリーアダプターの人たちはその体験をメインストリーム市場の層へ口コミで共有・宣伝してくれるのです。

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※本記事は有料メルマガ『ゼットスケーラー日本・アジア事業責任者が教える「金田博之のグローバル・ビジネススキル最前線」』2021年4月12日号を一部抜粋したものです。興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。