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なぜ日本維新は元暴力団組員を公認したのか?「破門状」が語る真相=山岡俊介

「日本維新の会」が公認した人物が元暴力団員であり、奈良県某市の市議に当選していた事実がわかった。それも過去の経歴を隠し、更生の様子もないようだ。(『アクセスジャーナル・メルマガ版』山岡俊介)

※本記事は有料メルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』2018年1月22日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:山岡俊介(やまおか しゅんすけ)
1959年生まれ、愛媛県出身。神奈川大学法学部卒。零細編集プロダクションに2年半在籍し、29歳で独立。91年『週刊大衆』の専属記者を務めながら『噂の真相』『財界展望』などを中心に記事執筆。主な著書に『誰も書かなかったアムウェイ』『アムウェイ商法を告発する』(以上、あっぷる出版社)、『銀バエ実録武富士盗聴事件』(創出版)、『福島第一原発潜入記 高濃度汚染現場と作業員の真実』(双葉社)など。

「日本維新の会」公認の元暴力団員が市議当選ほか、疑惑の真相

元組員(現・市議)からひどい目にあった人物からの告発

「日本維新の会」の松井一郎代表(大阪府知事)と、問題の人物が仲良く納まっている、日本維新の会公認のポスター

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奈良県某市の市議選があったのは昨年3月のこと。ポスター左手人物(44歳)は、定員16人(立候補者23人)のところ、1358票を得て、堂々9位で初当選した。

記事タイトルだけ見た読者は、元暴力団組員だろうが、過去を清算し、本気で市民のために活動しようと思っているのなら良いではないかと思われかも知れない。それは本紙も同じだ。

しかしながら、関係者によれば、この人物はそんな気は無いだけでなく、元暴力団組員だったことを秘して立候補。その時、まだ山口組系暴力団組織から離れて4年しか経っていなかった。

「当局は破門の場合でも、偽装破門を前提に、基本的に5年経たないと本当に組抜けしたとは認めません。当然、この市議の場合も同様で、もし彼が前科を正直に申告していていたらそもそも維新の会が公認するわけもないでしょうが、仮に公認しようとしても当局が許さないでしょう」(警察関係者)

本紙は今回記事を出すにあたり昨年末、日本維新の会大阪府総本部に出向いて直に取材申し込みしたが、原稿締め切り期限までに回答はなかった。

本紙がこの人物が山口組系元組員と知ったのは、この元組員(市議)から散々ひどい目にあった者から告発があったからだ。

ひどい目にあわせたとされるのは「●●●●」氏のこと。市議を務めるのは奈良県●●市。「破門状」によれば――
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「クレアHD」第三者割当の引き受け者に関する気になる情報

その増資自体は昨年5月19日とずいぶん前ながら、非常に気になる情報が寄せられたので報じる。

この増資は、無担保転換社債型新株予約権付社債。「クレアホールディングス」(1757。東証2部。東京都港区)は本紙でも度々取り上げて来たように、“危ない上場企業”の典型。増資で何とか延命して来たが、いよいよその引き受け先も限られて来たためか、株価が上がらなければ転換せず(転換価格は35円)、1年後全額償還(7億7500万円)という条件で何とか資金調達したわけだ。

引き受け手は「松林克美」氏。償還には利率は付かず、また松林氏は引き受け資金全額を借り入れているのも奇妙。

それはともかく、この資金調達後もクレアHD株価は上がるどころか、逆に下がっており、とても株式転換できるような状況ではない。過去を振り返ると、クレアHDはまた今年5月までに何か株価が上がる仕掛けでもするのだろうか。

クレアホールディングス<1757> 週足(SBI証券提供)

クレアホールディングス<1757> 週足(SBI証券提供)

同社の昨年5月1日の第三者割当のIRを見ると、松林氏は不動産売買関係でクレアHDが情報交換している会社社長の紹介で知りあったという。そして松林氏はフィリピンの首都マ二ラの「Own ink」なる投資会社のわが国でいうところの代表取締役会長として、フィリピン国内で金融業などをしているという。

もっとも、その実態はといえば、松林氏、「日本フィリピンビジネス機構」(東京都港区)なる一般社団法人の代表理事に就いているように、日本人相手であるようだ。ここからが本題だ――
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