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レゴランド、客を“詐欺扱い”の無礼対応&社長の“上から目線”謝罪で批判殺到。「外資系コンサル出身」「愛知の県民性」など続々浮上する悪手連発の背景

名古屋市にある「レゴランド・ジャパン」が、年間パスポートを購入している大人の来場者に対し、子供用のチケットで入場したとして差額の支払いを迫ったうえに、過去にも子供用チケットで入場したのではと言いがかりを付けるという、到底ありえないような接客をスタッフがしていたことが分かり、大いに物議を醸しているようだ。

被害に遭ったご家族は、開園時刻と同時に入園しようとしていたようだが、上記のレゴランド側の事実誤認による“足止め”によって40分以上も待たされたうえに、その間他の客に聞こえるような声の大きさで「チケットを間違えている」「差額を払わないと入れない」などと、まるで詐欺師のような扱いを受けたとのこと。

しかも、レゴランド側は自らの勘違いが分かった後に、それまでの“詐欺師扱い”の言動を謝罪することなく、あたかも揉め事などなかったかのように手続きを進めようとしていたという。来場者側はこの一連の態度を受けて、自らのSNS上で「レゴランドは私の中で最悪なテーマパークになった」と語るほど、激怒している様子だ。

スタッフ&社長に共通する“謝ったら負け”の意識

年間パスポートを買うほどの大ファンだった来場者に対しての、このような酷すぎる仕打ちに対して、SNS上では怒りの声が大いに巻きあがる格好となったのだが、その炎上の火にさらなる燃料を注ぐ格好となったのが、他ならぬレゴランドの社長が取った動き。

レゴランドの社長は、今回の被害を訴えた人物に対して、自らのSNSアカウントで接触を図ろうとしたようなのだが、その相手に向かって送ったダイレクトメッセージの冒頭は「この度は問題提起、ありがとうございます」という、なぜか“上から目線”といったもので、さらに「レゴランドの99%のスタッフはいいスタッフです」といった言い訳じみた文言もあったよう。

レゴランドの社長はこのDMを深夜の時間帯に相手へ送ったようで、しかもその内容を「私も自身をクリアにする必要があり…」という保身とも取れる理由で、自らのSNS上に公開。この対応には被害に遭った方も呆れ果てたのか「DMの内容により、私は話もしたくないと感じましたので…」とコメント。ちなみに、レゴランド社長による当該投稿は、ほどなく削除されたということだ。

このように、現場スタッフによる無礼な接客だけならまだしも、社長までもが被害者に悪手の対応を繰り返しているということで、当の被害者のみならず、その経緯をネットを通じて知った多くの人々を胸糞悪い気分にさせている今回の件。

そもそも、当初勘違いで酷い対応をした際にスタッフが誠実に謝っておけば、ここまでの大事になることはなかったとも思われるのだが、なぜかそのスタッフは頑なに自らの非を認めようとせず。

さらにその後の社長も、まずは相手に謝罪をすべきところを“問題提起”などと上から目線で、この時も素直に謝るといった姿勢を見せなかったということで、どうやらレゴランド内のトップから末端に至るまで蔓延しているとみられる、いわゆる“謝ったら負け”“謝ったら死ぬ病”といった意識やスタンスが、今回の大炎上に繋がったといった格好だ。

数々の無礼な対応は「県民性ゆえ」との意見も

2017年に名古屋の金城ふ頭にオープンしたレゴランドといえば、日本初となるレゴブロックのテーマパークとして、開業前こそ大いに期待を持たれていたのだが、オープン早々からその入場料の高さが物議を醸したうえに、園内にある飲食店の値段が割高な反面で、ペットボトルなどの飲料や水筒の持ち込みがNGだったことが、大いに批判を受けることに。

【関連】「ジブリパーク」11月開業を喜べない愛知県民。ディズニーやUSJに負けぬ強力コンテンツに期待は爆上がりも「レゴランド」「イタリア村」のトラウマを訴える声

今から思えば、来場者に対する寄り添いの気持ちなど、そのころから微塵もなかったのでは……とも思ってしまいそうなこの一件なのだが、いっぽうで今回大いに悪目立ちする格好となった社長は、開園からしばらく時が経った後、2021年にレゴランドの新社長に就任した人物だということ。

とはいえ、その経歴によればレゴランドに元から在籍していたわけではなく、要は外資系コンサル出身のエリートがレゴランドに社長として迎え入れられたといった経緯のようなのだ。

SNS上では、先述した“謎の上から目線”かつ“謝ったら負け”なノリのDMを被害者に送り付けた社長が、外資系出身でコンサル畑の人間だったということで、「外資にいるダメなおぢさんな感じが漂いまくり」「とっても外資系の謝り方」「やっぱコンサルはダメだな」などと、妙に納得するといった空気もなぜか広がっているようだ。

いっぽう今回の騒動に関連して、SNS上で“新たな火種”となっているのが、今回のトラブルが、いわゆる愛知の県民性に起因するものではないか……といった推論の浮上。

最初に主張した人物の投稿はすでに削除されているのだが、そこには「ミスしても謝罪しない」「相手の気持ちを想像できない」「ついでに書くと挨拶もしない」といった、その人物が考える愛知県民の“特性”が記され、だから今回のようなトラブルが起きたのでは……と語っていたのだが、これがちょっとした反響を呼ぶことに。反応の中身としては、同意する声も多少はあるものの、やはり否定的な意見がかなり多いといった状況のようだ。

確かにレゴランドの社長に関しては、どうやら愛知県出身者ではないということで、この推論はまったく当てはまらないのだが、しかしながら最初のきっかけを作ったスタッフに関しては、地元出身者である可能性が十分にありえそうといったところ。

さらに言えば、最近では「ジブリパーク」が活況ではあるものの、過去には「イタリア村」の件もしかりで、なぜか愛知県のテーマパークは失敗ばかりといった話も、大いに取沙汰されていたわけで、それも上記の愛知県民の特性ゆえ……とも結びつけることができそうなのだが、やはりすでに多くのツッコミがあるように、あまりに“主語がでかすぎる”話といったところだろうか。

とにかく今回の件に関しては、レゴランド・ジャパンの公式はまったくノーリアクションで、例の社長のSNSも先述の投稿以降は沈黙を守ったまま。また被害に遭われた方も「これ以上の進展は無いと思います」と発言しており、その言葉通り部外者が窺い知れる形での話の進展は無さそうな状況。とはいえレゴランドにとっては、今回の件で強烈なネガティブイメージが多くの人々の脳裏に刻み込まれることとなり、その払拭に今後長らく憂慮することになるのは間違いなさそうな情勢だ。

Next: 「レゴランドの社長、酒でも浴びてたの?」

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