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ジム・ロジャーズ「弱気相場は近い。米国は私が生きてきた中で最悪の事態になるだろう」

「皆さん、こんにちは。ジム・ロジャーズです。米国株など先進国株のモメンタムは強く、潤沢な資金がたくさん相場に流れています。まだまだこれから株は上昇していく可能性が高いでしょう。その一方で、割安と感じる国の株式市場はあまりありません。様々な国の株が最高値を更新しており、エヌビディア1強のマグニフィセント1とも言われているほどで、投資対象を選ぶことは困難になってきています。しかし……」。メルマガ『 世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」 世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」 』では、読者からの質問にすべてジム・ロジャーズ氏が直接、自分の言葉で回答しています。今回は6月2日号に掲載された質問と回答の一部を特別に無料公開!日本復活のシナリオ、金(ゴールド)相場の展望、中国「一帯一路」をどう見るか、マレーシア投資の可能性などなど、盛りだくさんの内容で配信されています。

※『世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」』次号は2024年6月16日配信です。ご興味を持たれた方はこの機会にご購読ください。

プロフィール:ジム・ロジャーズ
1942年、米国アラバマ州生まれ。イェール大学で歴史学、オックスフォード大学で哲学を修めた後、ウォール街で働く。ジョージ・ソロスとクォンタム・ファンドを設立し、10年間で4200%という驚異的なリターンを上げる。37歳で引退した後、コロンビア大学で金融論を指導する傍ら、テレビやラジオのコメンテーターとして活躍。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び世界三大投資家と称される。

読者からジム・ロジャーズ氏への質問その1:米国株の上昇はまだまだ続くと思いますか?

読者:アメリカの各株価指数の行く先について質問です。ジムさんは世界的な恐慌あるいは不況は来年2025年以降、株価のピークは今年後半あたりと予想されています。

しかしアメリカの失業率など経済指標は現時点で徐々に悪化の様相を見せています。経済指標は悪化していますが、それでも株価の上昇はしばらく続くと思われますか?

また、アメリカ経済全般に対してこれから不況に向かっていくか、しばらく平穏あるいは好況が続くかどうか意見を伺いたいです。

ジム・ロジャーズ氏の回答:米国は私が生きてきた中で最悪の事態になる

ジム・ロジャーズ氏:これは世界的なことで、2025年以降に起こるかもしれません。

我々は常に弱気相場を持っていました。歴史上、世界中で、ベア・マーケットを止める方法はまだ見つかっていません。ですから、私たちはまた弱気相場を経験することになります。

米国では、私が生きてきた中で最悪の事態になるでしょう。2008年には弱気相場が起きましたが、負債が多すぎたからです。しかし、それ以来、借金は世界中で急増し、特に米国では急増しています。2008年には、中国が私たちを救済してくれました。

しかし、中国でさえ、現在は負債を抱えています。ですので、次は救済してくれません。前回のように世界を救える国は残っていません。北朝鮮は、我々を救済するのに十分な資金を持っていません。ウズベキスタンにもありません。誰も十分なお金を持っていません。

次は世界を救うために、非常に深刻な弱気相場にならざるを得ないでしょう。

しかし、私たちは歴史上、ひどい、非常に深刻な弱気相場を経験してきました。次の危機は、私が生きてきた中で最悪のものになりそうです。タイミングを特定するのは難しいです。

私は2024年ではないかと思います。もしかしたら2025年かもしれません。すでにアメリカは史上最長の強気相場です。その間に深刻な弱気相場はありませんでした。

しかし、弱気相場は近づいており、それが来れば非常に深刻なものになるでしょう。

読者からジム・ロジャーズ氏への質問その2:香港ハンセン指数が4月19日をボトムに大幅高……この変化をどう見ますか?

読者:香港ハンセン指数が4月19日をボトムに大幅高になっています。年初来パフォーマンスは、すでにTOPIXやS&P500を上回っていますが、あなたは何か変化を感じますか?

中国が日本のように本格的に回復をするのに数十年かかる可能性はありますが、今から投資を検討すべきでしょうか?それとも上がり始めたら買えばよいと思いますか?

香港ハンセン 週足(SBI証券提供)

香港ハンセン 週足(SBI証券提供)

ジム・ロジャーズ氏の回答:それが市場のメカニズムだ

ジム・ロジャーズ氏:中国株や香港市場は世界の株式市場で大きく下げている数少ない株式市場の1つです。ですので、上がり始めたら、他の市場よりも上がるのは当然のことです。それは香港だけに限ったコメントではなく、市場一般についてのコメントです。

もし市場が崩壊すれば、多くのことが起こります。そして上がり始めたら、明らかに良いパフォーマンスを示すのです。どんな市場であれ、それが市場のメカニズムというものなのです。ですので、それが香港や中国で起きているだけです。

4月以降、この上昇を正当化させる中国に何かきっかけはあったのでしょうか。

北京は市場と経済を支えるために何かをすると言っています。北京には十分な資金や権力があります。そして彼らは、人々が株を買うことを奨励する意向を示しています。

ですので、私はこの水準から中国市場に対して楽観的であり続けたいと思っています。

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★ジム・ロジャーズ氏への質問はこちらからどうぞ。回答はメールマガジン『世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」』に掲載されます。

質問その3:日本が復活を遂げることがあるとすれば、どんなシナリオが考えられますか?

質問その4:先物やオプションなどの板の買い手・売り手がバランスよく、ある程度の値段まで上下に揃っているのは、何か仕組みがあるのですか?

質問その5:金価格はさらに高騰すると思いますか?

質問その6:中国はどのようにして経済を立て直すと考えられますか?

質問その7:中国の「一帯一路」は現在、うまくいっているのでしょうか?

質問その8:日本への教育移住が増えているが、これは良い流れだと思いますか?

質問その9:日本に帰化した海外出身の方が政治家になることのメリット・デメリットは?

質問その10:マレーシア投資はアリ?

※これらの質問への回答はメルマガで読めます →いますぐ購読!

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【関連】ジム・ロジャーズ氏が考える日経平均の高値余地は?急騰の予想的中も「飛び込み買いはしない」

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世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」 世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」 (2024年6月2日号)より
※記事タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による

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世界三大投資家と称されるジム・ロジャーズが全世界の機関投資家と個人投資家に向けてメールマガジンを配信。中長期的な相場展望、次に来る市場・業界、有効な投資戦略や心構えについて読者だけにこっそり解説します。あらゆる疑問に答えるQ&Aコーナーも。翻訳はジム・ロジャーズ関連書籍を多く手掛ける花輪陽子とアレックス・南レッドヘッドが担当します。

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