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投資に失敗700万円…なぜお金を無駄に使っていた人たちがiDeCoではなく「NISA」を選んだのか?

資産運用において“失敗”は避けられないもの。しかし、適切な「学び」と「対策」を取ることで、次なる成功に繋げることができます。今回は、FXや国内株式での大きな損失から立ち直り、現在では「NISA(ニーサ)」で資産運用をしているという2名にお話しを聞いてみました。

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会社員の失敗と再起。700万円をドブに捨てた15年前

image by:photoAC

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プロフィール

  • 当時の年齢:38歳
  • 職業:会社員
  • 当時の年収:450万円

以前、初めての投資での大損しました。それが38歳のときです。私が手を出したのは国内株式とFXで、勉強不足で調子に乗ってしまい、結果的に1年足らずで700万円もの損失を出してしまいました。内訳は、国内株式で約200万円、FXで約500万円の損失です。最初はうまくいっていたため、より大きな額を投入してしまったことが原因でした。

この損失により、長年コツコツと貯めてきた結婚資金もなくなってしまい、全財産が100万円を切るという事態に陥りました。彼女との結婚も延期せざるを得ず、精神的にも大きなダメージを受けました。この出来事は彼女にも(現在は結婚して妻になりました)誰にも言えず、今後も墓場まで持っていくつもりです。

あれから15年間は一切の投資やギャンブルを断ち、銀行に貯金をする日々を過ごしました。最近ですが、2024年から新NISAを始めました。現在はプラスの状態ですが、以前の失敗を踏まえ、慎重な姿勢で資産運用に取り組んでいます。

当時の自分に対して言いたいことは「何の勉強もせずに投資を始めるべきではなかった」ということです。リスクを考えず、欲だけで必死になっていた過去を反省し、今後は知識をつけて計画的に投資を行うことが大切だと痛感しています。

生活に苦しんだ40代。リボ払いの返済からの再スタート

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プロフィール

  • 当時の年齢:45歳
  • 職業:自営業
  • 当時の年収:240万円

クレジットカードのリボ払いにかなり苦しめられました。数年間で借金が増え、最高80万円までに。職業上の問題もありましたが、当時は収入がかなり少なかったため、生活費をクレジットカードで賄っていました。その結果、借金が膨らんでいき、毎月赤字という生活を過ごしていました。

私の場合、幸運にも当時の会社から退職金を受け取ることができ、そのお金でリボ払いの借金を完済しました。しかし、貯金はゼロ。再び借金しないよう心に決めました。家計簿をつけ、毎月の予算を考えることで収支を管理し、無駄遣いをしないように努めました。

ただ、今後の生活や老後に対しての不安は残っているので、新NISAとiDeCo(イデコ)を利用して資産運用を始めました。以前のようなことにならないように、クレジットカードの利用も慎重にしています。毎月の収支を見ながら積立を行い、計画的な資産形成を目指しています。

当時、正直に言うと生活苦であったことは事実です。それでもお金を使う際には、絶対に「必要性を考えること」、そして「将来のために計画的に貯金をすること」の重要性を学びました。無駄遣いを避け、親に頼らず自立するための準備を進めることが大切だと個人的には思います。

iDeCoとNISAの違い、使い分けは?

今回お話しを伺った2名は、過去の失敗を“無駄遣い”だったと後悔している反面、今では比較的安定した投資を行っているのことでした。そこで気になるのがNISAの利点について。以前のような失敗を繰り返したくないからこそ、利点について学んだとも教えてくれました。

NISAの特徴と利点

少額投資非課税制度、いわゆるNISAは、国内在住の18歳以上の方が始められる制度です。いつでも資金を引き出すことができるのがメリットでもあります。投資額は上限の範囲内で自由に決めることができ、引き出した資金は教育費や住宅費、老後資金など、引き出す目的は問いません。

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iDeCoの特徴と利点

NISAに対して、個人型確定拠出年金といわれるiDeCoは、原則20歳以上の国民年金の被保険者などが加入できる制度で、最長65歳まで掛金を拠出できます。iDeCoは老後資金のための年金制度であり、60歳になるまでは原則として資金を引き出すことができません。職業によって掛金の上限が異なり、税金の優遇が多いのが特徴です。

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NISAとiDeCoの使い分け

NISAは柔軟性が高く、いつでも資金を引き出せることが大きなメリットでもあります。そのため、急な出費が必要な場合に適しているとも言えるでしょう。その一方、iDeCoは老後資金を確実に確保するための制度ですので、原則60歳まで引き出せないという制約があるものの、税金の優遇措置が大きいです。

自営業者など、国民年金のみで老後資金が心配な方は、まずiDeCoを利用して老後資金を確保し、その後にNISAを活用するという方法が考えられます。企業年金がある会社員などは、まずNISAを利用して資産運用を始めるといいかもしれません。

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NISAは資産運用初心者にも取り組みやすい

NISAは資産運用初心者にも取り組みやすい制度です。

  • 「柔軟性」:NISAはいつでも資金を引き出せるため、急な出費にも対応可
  • 「制度がシンプル」:NISAは投資額の上限内で自由に投資ができ、使い勝手がよい
  • 「税金の優遇」:NISAは投資で得た利益が非課税になるため、税金面でのメリット有
  • 「利用目的が広い」:教育費や住宅費、老後資金など、様々な目的に応じて利用可

これらの点を考慮すると、NISAは資産運用の“第一歩”として非常に魅力的な制度です。資産運用に興味がある方は、まずNISAから始めてみると良いでしょう。そして、余裕があればiDeCoも併用することで、さらに効果的な資産形成を目指せます。

例えば、「ひふみ」では独自に発掘した成長企業に投資できる可能性のひとつです。1,000円から始められるため少額でも資産形成の一歩を踏み出せ、成長企業に投資できるということは、今後の未来への投資でもあります。

今回お話しを伺った2名のように復活を目指しているとき、自分の失敗を未来へ繋げていきたいとき、長い視点で考えるとより社会が明るくなっていく可能性に賭けてみる価値もあるのではないでしょうか。

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