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ついに開園した「ジブリパーク」、レゴランドと同じ轍は踏まない?テーマパーク界隈で問題視されるYouTuberや過激コスプレも排除の方針か

スタジオジブリの世界観をテーマにした公園「ジブリパーク」が1日、愛知県長久手市にオープンした。

万博会場に使われた県立「愛・地球博記念公園」(157ヘクタール)の一部(7.1ヘクタール)を活用した当施設。報道によると、計画されている全5エリアのうち、『耳をすませば』の舞台などが再現された「青春の丘」、ジブリ作品の名場面を実物大で再現したセットが並ぶ「ジブリの大倉庫」、トトロの世界などを表現する「どんどこ森」が、まずは先行開業したとのこと。

午前10時の開園直後、「大倉庫」前には早くも数百人の行列ができたとのこと。なお、残りの『もののけ姫』がテーマの「もののけの里」は2023年秋、『魔女の宅急便』などがテーマの「魔女の谷」は24年3月の開業予定だという。

経済効果は約480億円との試算も

東には東京ディズニーリゾート、西にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンという有名施設が存在するなか、地元民からは「テーマパーク不毛の地」といった声も少なからずあがっていた愛知・名古屋。

そこに今回誕生したジブリパークだが、ジブリといえばいまだにテレビでその作品が放映されれば、決まって高視聴率をマークするなど、日本発のコンテンツとしては屈指の人気を誇るだけに、地元からの期待は並々ならぬものがあるようで、全面開業後は年間約180万人の来園、経済効果は約480億円との試算もあるとのこと。

実際、日時指定の予約制となっているチケットのほうは、すでに今年12月分まで完売しているとの報道も。日本国内はもとより世界各国にも配信されているジブリ作品は、海外にもファンが多いということで、水際対策が緩和され日本へのインバウンドが再び本格化しそうな今後も、チケットがなかなか取れないといった状況は続いていきそうだ。

いっぽう今回のジブリパークの開園によって、地元民からは“忘却の彼方”といった扱いをされているのが、2017年に開園した「レゴランド・ジャパン」。

レゴランドといえば、日本では初のレゴブロックのテーマパークということで注目を集めたものの、入場料の高さにくわえて園内にある飲食店の値段も割高、さらにはペットボトルなどの飲料や水筒の持ち込みも当初はNGだったことに批判が集まり、肝心な出だしで躓く格好となったのも記憶に新しい。

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その点、今回オープンしたジブリパークだが、エリアごとに入場料がかかるようで、「ジブリの大倉庫」が土日休料金で大人2500円(子ども1250円)、「青春の丘」「どんどこ森」はそれぞれ1000円(子ども500円)ということで、家族で行くとなるとそこそこの出費にはなるものの、一日券が当初大人6900円もしたレゴランドと比べれば、幾分かは安価といったところ。

また飲食物の持ち込みに関してだが、同施設ウェブサイトによれば、ジブリパークエリア内では持ち込んだ食べ物を食べる場所はなく、隣接する愛・地球博記念公園内で食べるようにとのアナウンスはあるものの、飲食物類の持ち込み自体は禁止されていないようだ。

さらにパーク内にあるカフェのメニューを見てみると、サンドやピザといった軽食が用意されており、最も高い「スパイス香るシュリンプのサンド」でも850円。またドリンクもホットコーヒーが500円で、ビールやワインといったアルコール類もすべて1,000円以下に抑えられている。この手のテーマパーク内の飲食店としては良心的な価格設定とも言えそうで、ひいては“レゴランドと同じ轍は踏まない”といった意識すら感じさせるところである。

TDR同様に「商業目的での撮影はお断り」

いっぽうで、昨今各地のテーマパークで最近問題視されているのが、園内で勝手に撮影を行うYouTuberやTikTokerといった者たちの存在である。

【関連】TDR、園内での営利活動禁止でYouTuber排除へ。「映り込みが嫌」と現地ファンから不評の存在で、トラブル相次ぐTikTokerとともに一掃を期待する声

東京ディズニーリゾートでは今年9月に、園内での営利活動を禁止するとして、具体的には「商業目的の撮影等」「ハンディサイズのグリップアタッチメントを除き、一脚・三脚・自分撮りスティック等の補助機材の使用」の禁止を、施設内での注意事項に新たに記載。園内で無許可撮影を行ってきたYouTuberなどを排除する意図があるのではと、SNS上で大きな話題となった。

翻って、ジブリパークのウェブサイト内にある「ご来場に際してのお願い」を見てみると、その項目の一番上に「一部を除き写真撮影はご遠慮いただいております。また、商業目的での撮影はお断りします。」との記載が。ジブリパークも東京ディズニーリゾートと同様に、他の客の迷惑になりかねないYouTuberらはお断りといった方針のようだ。

さらに最近ではユニバーサル・スタジオ・ジャパンにおいて、露出の激しいコスプレ姿で写真を撮影・投稿していた女性インスタグラマーたちが、「モラルがない」「露出狂」などとSNS上で多くの批判を集めたばかり。

東京ディズニーリゾートでは、中学生以上のゲストの仮装が原則NGとなっているなど、各テーマパークごとに対応が異なるコスプレの可不可。ジブリパークにおいてはどうなのかは気になるところだが、オープン日には宮崎駿氏のコスプレで入場しようとした人物が、スタッフにあえなく止められるという一幕があったようで、どうやらコスプレでの入場はNGとなっている模様だ。

昨今のテーマーパーク界隈で何かと問題視されていたYouTuber、さらに公序良俗に反する過激なコスプレで悪目立ちしようとする人々だが、流石にジブリパークもそういった存在への対策はぬかりなし、といったところのようだ。

Next: 「総工費497億円。何年で回収できるんだろう」

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