2026年8月10日に発表された、ミアヘルサホールディングス株式会社2027年3月期第1四半期決算説明の内容を書き起こしでお伝えします。
2027年3月期1Q 決算概要

斉藤淳一氏:ミアヘルサホールディングス株式会社財務本部長の斉藤です。2027年3月期第1四半期の決算概要についてご説明します。
まず、決算概要です。売上高は62億4,700万円で、前年同期比プラス2億5,900万円、4.3パーセントの増収となりました。営業利益は1,700万円で、前年同期比マイナス3,600万円、67.4パーセントの減益となりました。
次に、売上高の増収要因についてです。医薬事業では、新規店舗を中心に処方箋枚数が増加したことに加え、高額医薬品の処方に伴う処方箋単価が上昇し、増収に寄与しました。
また、子育て支援事業では、新規保育園および既存保育園における園児数の増加に加え、こども家庭庁による令和7年度の公定価格の増額改定が増収要因となりました。
営業利益および経常利益の要因についてです。子育て支援事業における園児数の増加に伴う増益要因があったものの、医薬事業では、2026年4月に実施された薬価改定や2026年6月に実施された調剤報酬改定の影響を受けました。さらに、本社の間接部門において、人材確保と処遇向上を目的とした賃上げの実施により、人件費を中心とした固定費が増加しました。
これらの結果、全体としては減益となりました。全体の業績数値については、スライドの下段をご参照ください。
セグメント売上高・利益(前年同期比)

セグメント別の状況についてご説明します。医薬事業は増収減益、子育て支援事業は増収増益、介護事業は増収減益となりました。
2027年3月期1Q 医薬事業(前年同期比)

各事業の詳細についてご説明します。医薬事業の売上高は24億7,300万円で、前年同期比プラス7,200万円、3.0パーセントの増収となりました。セグメント利益は6,500万円で、前年同期比マイナス1,200万円、16.1パーセントの減益となりました。
増収減益の要因についてご説明します。処方箋枚数は前年同期比で4.4パーセントの増加となりました。これは、新規出店による応需枚数の増加が主な要因です。
一方、処方箋単価は前年同期比で1.2パーセント低下しました。薬価改定の影響に加え、調剤報酬改定に伴う集中率の算定ルールの厳格化によって、薬価や技術料の水準が抑制されたことが背景にあります。さらに、大病院門前薬局に比べ、処方箋単価の低い医療モール型薬局の構成比が上昇したことも、平均単価の低下要因となりました。
2027年3月期1Q 医薬事業(主なKPI 四半期推移)

これらのKPIの状況についてご説明します。まず、処方箋枚数の推移についてです。スライド上段のグラフのとおり、処方箋枚数は前年同期比で7,864枚増加しました。このうち医療モール型薬局では、新規出店効果により処方箋枚数が着実に増加しています。一方で、大病院門前薬局では、逆紹介の影響で処方箋枚数が減少しています。
次に、処方箋単価の推移です。高額医薬品の処方増加や調剤技術料などの加算獲得に努めたものの、薬価改定および調剤報酬改定の影響によって、前年同四半期比で167円低下しました。
カテゴリ別では、大病院門前薬局が前年同四半期比で802円上昇し、医療モール型薬局も15円上昇しており、いずれも改善しています。一方で、全体の処方箋単価が低下した要因として、処方箋単価が相対的に低い医療モール型薬局の処方箋枚数の構成比が上昇したことが挙げられます。
2027年3月期1Q 子育て支援事業(前年同期比)

子育て支援事業の売上高は25億9,700万円で、前年同期比プラス1億4,900万円、6.1パーセントの増収となりました。セグメント利益は2億4,300万円で、前年同期比プラス3,800万円、18.9パーセントの増益となりました。
増収の要因として、新規開設保育園と既存保育園の園児数が前年同期比で1.1パーセント増加したことが挙げられます。また、公定価格の改定も増収に寄与しました。
セグメント利益率については、保育士の処遇向上により人件費は増加しましたが、園児数の増加および公定価格の増額改定がそれを上回り、利益率が改善しました。
2027年3月期1Q 子育て支援事業(主なKPI 四半期推移)

主なKPIの四半期推移についてです。第1四半期における園児数は9,230名となり、前年同四半期比で228名増加しました。増加の内訳としては、新規開設保育園と既存保育園の両方でそれぞれ114名増加しています。
また、第1四半期末における保育園数は合計で57園です。内訳はスライドに記載のとおりです。
2027年3月期1Q 介護事業(前年同期比)

介護事業の概況です。売上高は8億8,500万円で、前年同期比プラス1,500万円、1.8パーセントの増収となりました。セグメント利益は300万円で、前年同期比マイナス200万円、41.9パーセントの減益となっています。
増収の要因として、サービス付き高齢者向け住宅の入居率は96.5パーセントと高水準で推移しました。通所介護の利用者数は前年同四半期比で4.8パーセント増加し、稼働率も3.6ポイント上昇しました。特に、サービス付き高齢者向け住宅の併設事業所の利用者数が大きく寄与しました。
一方で、セグメント利益率は前年同期比で0.3ポイント低下しました。主な要因は、2026年6月に実施された診療報酬改定の影響により、ホスピス対応型ホームの採算性が低下したことです。
2027年3月期1Q 介護事業(主なKPI 四半期推移)

主なKPIの四半期推移です。サービス付き高齢者向け住宅の入居率の推移について、第1四半期の入居率は96.5パーセントと高水準を維持しており、前年同四半期比で3.4ポイント増加しています。
次に、通所介護の利用者数と稼働率の推移についてです。この第1四半期の利用者数は1万7,218名と、前年同四半期比で781名増加しています。稼働率は79.1パーセントで、前年同四半期比で3.6ポイント上昇しました。これは、サービス付き高齢者向け住宅の入居率が高稼働で推移したことが主な要因です。
2027年3月期1Q 対業績予想比較

連結業績予想の達成度についてご説明します。2027年3月期第1四半期の業績予想では、営業利益・経常利益・四半期純利益はいずれも赤字を見込んでいましたが、実績は黒字となり、想定を上回る結果となりました。
主な要因は、子育て支援事業において新規開設保育園および既存保育園の園児数が増加し、認可保育園の業績が好調に推移したことです。
2027年3月期 業績予想達成状況

2027年3月期通期業績予想に対する達成状況についてご説明します。売上高は24.8パーセントで、概ね4分の1の達成状況です。営業利益は2.9パーセント、経常利益は4.1パーセント、四半期純利益は6.5パーセントとなっています。第1四半期時点ではいずれも25パーセント未満の進捗ではありますが、会社の業績予想を上回る進捗です。
2027年3月期 業績予想(四半期毎)

業績予想の四半期ごとの推移についてご説明します。第1四半期の業績は赤字を見込んでいましたが、実績は黒字となり、想定を上回る進捗となりました。
これは、先ほど申し上げたとおり、子育て支援事業における新規開設保育園および既存保育園の園児数の増加により、認可保育園の業績が好調に推移したことによるものです。
一方、通期の業績予想は、現時点では売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも据え置いています。今後も売上高と利益を着実に積み上げ、通期業績予想の達成に向けて取り組んでまいります。
主な経営指標の推移(2027年3月期)

最後に、主な経営指標の推移として、主要な経営指標を過去5年分掲載していますので、参考としてご覧ください。
以上で、2027年3月期第1四半期の決算説明を終了します。ありがとうございました。
