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クリヤマホールディングス株式会社:2025年12月期通期決算説明会文字起こし(6)

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クリヤマホールディングス<3355>

続きまして、スポーツ・建設資材事業についてです。
当セグメントは、売上高・営業利益ともに計画を上回る着地となりました。
主な要因は、全国の電鉄各社による安全対策需要へ着実に対応したほか、老朽化が進む文教施設の更新期を的確に捉え、受注を拡大させたことにあります。
今後は、ブランディングのさらなる強化や施工体制の改善に注力し、収益性のさらなる向上に努めてまいります。
体育館用床材「TARAFLEX(タラフレックス)」の指名受注をさらに加速させるとともに、DXの推進を通じて、現場オペレーションの最適化を進めてまいります。
国内での盤石な収益基盤を構築し、次の成長につなげてまいります。
「TARAFLEX」の認知度強化については、後ほどご説明いたします。

続いて、ホース事業についてご説明いたします。
2025年度は、北米及び欧州・南米・オセアニアの全地域で、売上高・営業利益ともに計画を下回る厳しい結果となりました。
北米では、飲料用ホースの大型需要を捉えた一方、関税による買い控えと、物流拠点への先行投資が利益を圧迫しました。
また、南米では、アルゼンチンのインフレ会計が下押し要因となりました。
グラフのとおり、売上高は中期経営計画の目標水準を維持していますが、利益面の改善が急務であると認識しております。
地産地消によるコスト競争力の強化に加え、カナダやオセアニアなど、成長余力のある未開拓市場の攻略に注力することで、「物流」と「製造」能力のボトルネックを解消し、収益性の向上につなげてまいります。
地産地消の強化については、後ほど、個別トピックスでご説明させていただきます。

ここからは、各事業の成長を牽引する、個別のトピックスについてご説明いたします。
まず、産業資材事業における「ミトヨ社とのシナジー創出」についてです。
本統合の狙いは、両社の顧客・製品・機能の強みを融合し、新たな成長ドライバーを構築することにあります。
両社がそれぞれの業界で築いた実績を相互に活用いたします。
クリヤマの「尿素SCRセンサー」に、ミトヨ社の「周辺部材」を組み合わせたシステム提案を行い、製品ラインの拡充と提案力の向上を進めております。
さらに、ミトヨ社の製造機能を取り込み、開発から製造までの一貫体制を強化しております。
これにより、クリヤマR&Dを中心とした研究成果をスピーディに製品化することに加え、内製化による付加価値の向上を推進してまいります。

続いて、スポーツ・建設資材事業の「ブランディング戦略」です。
当社は、世界に挑み続けるプロバレーボール選手の西田有志選手を、体育館用床材「TARAFLEX」のアンバサダーに迎え、企業価値の向上を目指してまいります。
4月からの新CM放映やカタログの刷新を通じ、3つの効果を創出いたします。
第一に、ブランド力価値の向上による「売上高の成長」、第二に、働きがいや採用力の強化といった「人的資本の充実」、そして第三に、アスリートが最高峰のパフォーマンスを発揮できる環境を守り、「スポーツの未来を足元から支え続ける存在」としての地位を確立してまいります。
圧倒的な安全性と、ブランドへの信頼を掛け合わせ、本製品をファンから愛される“信頼の象徴” へと進化させてまいります。

次に、ホース事業における「地産地消の強化」についてご説明いたします。
これまでの説明会でご説明した北米での物流機能の拡充に加え、新たなスペースを活用した製造機能の強化を図ることで、物流と製造の連携を一段と高め、収益性の向上を目指してまいります。
これにより、供給スピードとコスト競争力を引き上げ、着実な収益確保につなげる方針です。
代表例として、これまでスペインで製造している消防用ホースを、アメリカでも製造するなど、特定領域における競争優位性を高めてまいります。
地産地消の強みを最大化し、高付加価値化とコスト競争力を両立させることで、早期の収益改善を図ってまいります。

クリヤマホールディングス株式会社:2025年12月期通期決算説明会文字起こし(7)に続く
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