15日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。米インフレ指標が想定通り鈍化すれば、米国の早期利上げ期待のドル買い後退で失速。ただ、中東情勢の不透明感で原油高に振れやすく、今後の物価上昇圧力として意識されそうだ。
前日発表された米消費者物価指数(CPI)は総合、コア指数とも予想外に伸びが鈍化し、インフレ圧力の低下を示した。それを受け引き締め的な金融政策への警戒感は和らぎ、金利安を背景にドル売り先行。ただ、ウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言は引き締め的との見方からドルは買い戻された。ユーロ・ドルは1.1410ドル付近に軟化、ドル・円は162円20銭台を維持。本日アジア市場もおおむねその流れが維持された。
この後の海外市場は米物価指標と中東情勢が注目材料。今晩の米生産者物価指数(PPI)は鈍化が予想され、国内のインフレ圧力低下なら早期利上げ観測は引き続き後退。金利高抑制ならドル売り地合いに。ただ、ウォーシュ氏は前日に続き議会証言でインフレ対応のスタンスを強調し、金利安が限定的ならドルは下げづらい。原油相場の堅調地合いもドル買いの支援材料に。一方、日本の国内資産への投資拡大観測は根強いものの、高市政権の財政運営をにらみ円売り基調は維持されそうだ。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・NY連銀製造業景気指数(7月) 予想8.6 前回5.7
・21:30 米・生産者物価指数(6月) 予想-0.1% 前回1.1%
・21:30 米・生産者物価コア指数(6月) 予想0.4% 前回0.4%
・21:30 米・生産者物価指数(前年比)(6月) 予想6.2% 前回6.5%
・22:45 加・カナダ銀行(中銀)政策発表 予想2.25% 前回2.25%
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