27日の日経平均は3日ぶりに反落。130.18円安の66131.98円(出来高概算19億6000万株)で取引を終えた。米エヌビディアの好決算を受け、半導体・人工知能(AI)関連株に買いが先行して始まり、日経平均は取引開始直後に66954.69円まで上値を伸ばし、心理的な節目の67000円目前に迫った。ただ、買い一巡後は利益確定売りが膨らみ、前場中盤には65782.59円とマイナスに転じた。その後は、プラス圏を回復する場面もあったが、27日から始まる経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でのウォーシュ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を見極めたいとの思惑もあって、買いが見送られていた。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が712、値下がり銘柄が769とほぼ拮抗し、変わらすが74だった。セクター別では、非鉄金属、石油石炭、繊維製品など15業種が上昇。一方、その他製品、精密機器、医薬品など18業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、キオクシアHD<285A>、東エレク<8035>、フジクラ<5803>、イビデン<4062>が概ね堅調だった半面、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、コナミG<9766>がさえなかった。
エヌビディアの2026年5-7月期の売上高は前年同期比2.1倍の962億2100万ドル、8-10月期の売上高見通しは同89%増の1080億ドルとなり、ともに市場予想を上回った。これを受け、時間外取引でエヌビディア株が上昇していたため、東京市場にもエヌビディア効果が波及。朝方は半導体・AI関連株中心に買われ、日経平均の上げ幅は一時700円に迫ったが、利益確定売りなどが次第に増えた。個別では、韓国メディアが「韓国の未来アセットグループなどが日本の証券会社3-4社を買収・提携候補として検討している」と伝えたことで、証券株の一角にやや関心が向かった。
エヌビディアの決算を無事に通過したことはひとまず安心感に繋がるだろう。一方、ジャクソンホール会議でのウォーシュFRB議長の講演で、米国の利上げを示唆するような内容になるのか確認したいと考える投資家も多いとみられ、積極的に売り買いを仕掛ける雰囲気ではなかった。なお、田村審議委員が出席するとはいえ、日銀の植田総裁がジャクソンホール会議を欠席することも伝えられている。
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