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ザ・パック、注力市場での販売拡大により2Q業績は計画通り推移 コスト上昇分を吸収し増収増益を確保

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2026年9月1日に発表された、ザ・パック株式会社2026年12月期第2四半期決算説明の内容を書き起こしでお伝えします。

ハイライト

ザ・パック、注力市場での販売拡大により2Q業績は計画通り推移 コスト上昇分を吸収し増収増益を確保

下村郁夫氏(以下、下村):常務取締役、コーポレート本部長の下村です。本日はよろしくお願いします。2026年12月期第2四半期の業績についてご報告します。

全体として、業績はほぼ計画どおりの着地となっています。ポイントは3つ挙げられます。まず、売上高は前年同期比5.8パーセント増の501億3,400万円、計画比で若干の上振れとなっています。

営業利益は前年同期比3.9パーセント増の29億7,400万円となりましたが、わずかに計画値に届きませんでした。原材料費や人件費などのコスト増加がありましたが、それらを吸収することができています。

また、当社が成長戦略として注力している食品市場およびEC・輸送梱包市場については、2つの重点施策を進めています。

1つ目は、袋や箱の販売にとどまらず、包装全般における課題解決を提案するソリューション提供です。2つ目は、袋・箱・フィルム・段ボールなどさまざまな包装材を、1人のセールスがワンストップで提供する複合販売です。これらの施策を推進したことで、順調に受注を重ねることができました。

次に、企業価値向上の取り組みとして4つを挙げています。1つ目は、自己株式の取得です。こちらは計画どおり実施しました。今年の予定額は20億円で、上期では約5億円を取得しています。

2つ目は、当社の成長の源である社員の能力開発を継続して進めました。3つ目は、本日の後半にも触れますが、サステナブル経営を推進するためのさまざまな施策を実行してきました。

4つ目は、投資家との対話強化を挙げています。これまでは機関投資家が中心でしたが、個人投資家向けの企業説明会などの機会も増やしました。

実績サマリー

実績サマリーをまとめたスライドです。当上半期の業績はほぼ計画どおりに推移しています。売上高や営業利益などの詳細については、こちらに記載のとおりです。

純利益では昨年比較で差異がありますが、昨年実施した政策保有株式の売却益が要因となっています。配当は計画どおり、1株あたり17.00円としています。スライド右側には第2四半期の振り返りをまとめているため、あわせてご覧ください。

営業利益増減要因

上半期の営業利益の増減要因をまとめたものです。原材料をはじめとしたさまざまなコストの上昇圧力がありましたが、新たな取引先の開拓や複合販売強化による販売効率の向上を進めたことで、コスト増をカバーすることができた上半期となりました。

価格改定も積極的に進めましたが、この期間中は価格転嫁までに若干のタイムラグがあったため、売上総利益率の低下として影響が現れています。

また、業容拡大に伴い、物流拠点の増加による費用も発生しました。しかし、上半期から表れる価格改定の効果により、こちらも通期で十分に補えると考えています。

【補足資料】ザ・パックの「ソリューション提案」と「複合販売」

こちらには、補足説明のページを追加しています。先ほども少し触れましたが、当社の特徴であるソリューション提案と複合販売についての、簡単な説明資料です。

まず、ソリューション提案についてです。こちらは、ご注文いただいた資材を単に販売するだけでなく、包装業務全般における課題の解決を提案することを基本としています。

商品の内容に合わせた形式やデザイン、素材選びの提案はもちろん、実際にご使用いただく現場のオペレーションまで考慮しながらお客さまにご提案する、いわばパッケージに関するコンサルティング的な役割を担うことを目指しています。

もう1つの複合販売は、紙袋、紙箱、フィルム、段ボールといった単品商材にとどまらず、1人のセールスがさまざまな包装資材を複合的に提供できる体制を構築することで、まずはお客さまの利便性向上、さらに当社の販売効率向上という、双方にメリットが生じるビジネスを展開しています。

これらがザ・パックの特徴であり、強みであるとご理解いただければ幸いです。

【補足資料】展示会出展による企業認知向上と見込客との接点創出

こちらはPRです。当社の特徴や強みをアピールする場として、今年は東京ビッグサイトで開催される「TOKYO PACK 2026」に出展します。機会があれば、ぜひご覧ください。よろしくお願いします。

品種別実績

ここからは、品種別の実績についてご説明します。

EC・輸送梱包向け資材の需要拡大により、紙加工品事業を中心に増収増益となっています。当社の売上構成比の7割強を占めるのが、紙加工品事業です。中でも3割近くを占めるのが紙袋で、こちらは前年同期比2.7パーセントの伸長を記録しており、国内外ともに堅調に推移しました。

次いで割合が高いのは紙器、いわゆるボール紙や板紙でできた箱として分類されるものです。足元では、板紙やボール紙などの薄い段ボール素材を使用した紙箱の販売が大きく伸びています。

当社では、素材別にセグメント分けを行っているため、これらの実績は、次に挙げている段ボールの項目でカウントされています。紙器の伸長率は前年同期比0.4パーセントの微増となっていますが、受注は今年も順調に推移しています。

段ボール事業については、先に触れたプラス要因があることに加え、ECや輸送梱包向け資材の販売が好調に推移しています。紙器と段ボールの区分けは非常に難しい部分がありますが、両者を合算すると、この上半期で前年同期比8.8パーセントの伸長を遂げました。

化成品事業では、当社の複合販売の一環として力を入れている食品向けのフィルム包装に加え、各種イベント用の持ち帰り袋の販売が好調に推移しました。

もう1つは、その他事業です。その他事業とは、これまでの説明に含まれない不織布や布製の縫製品、エコバッグなどを含むものです。これらの縫製品のバッグや、当社が「PASシステム」と呼ぶ包装資材と備品類をまとめて納品するベンダー事業を統合したものが、その他事業として示されています。

その他事業の内容や販売構成、ミックスには若干の変化が見られますが、前年同期比13.6パーセント増と順調に推移しています。

注力市場別実績の概況

ここまでは商品別にご説明してきましたが、ここからはお客さまの業種別に概況をご説明します。大きく分類している業種のうち、スライドの上段は菓子・食品・コンビニとなっています。

ここで指している「コンビニ」は、レジ周りのホットスナック、いわゆるポテトや唐揚げなどが入った小さな容器をイメージしていただければと思います。このジャンルは、デパ地下や駅、空港などで販売されている土産菓子を中心に好調な販売を記録しました。

次にEC(通販)では、EC用資材全般の受注が非常に順調でした。ただし、スライドに記載されている数字はモール型EC、つまりEC専業のお客さまを対象に切り出したものです。こちらはスポット的な要因も影響して、当上半期は若干減収となっています。

また、スライドに記載のとおり、アパレル・雑貨のジャンルも安定的に受注を積み重ねています。その他の市場全般においても、新規顧客の開拓や複合販売をしっかりと進められたと評価しています。

財務状態の概況

財務状況の概況です。この上半期に際立った変化はありません。ただし、現在の中期経営計画書で示しているとおり、より高い資本効率の実現を目指しています。成長投資と株主還元の充実を両立させながら、適切な財務バランスでの運営を進めていきます。

連結キャッシュ・フロー計算書

連結キャッシュ・フローです。変動要因は、スライド右側に記載されています。この上半期では、老朽化により建て替えが必要となった奈良県の段ボール工場用地の取得がありました。また、計画どおり自己株式の取得に伴う支出がありました。

通期業績予想

本年度通期の業績予想です。現在開示している通期の業績予想について、売上高は1,060億円、営業利益は75億円であり、今回は変更ありません。上半期に進めてきた価格改定交渉の効果がこれから表れる見込みであり、営業利益率の改善も期待しています。

また、今期は前年度に発生した政策保有株式の売却益の影響が若干ありますが、累進配当により安定的な株主還元を継続していきます。

営業利益予想増減要因

通期の営業利益の増減要因についてまとめたスライドです。引き続き、新しいお客さまの開拓と既存取引先での販売拡大を継続していきます。

価格改定の効果も出始めていますが、足元では原材料である原紙価格の2次値上げの動きも見られます。これらを注視しながら、必要に応じて速やかに価格改定の交渉を続けていく考えです。

併せて、賃上げによる人件費の増加や社員の教育投資、物流コストの増加なども想定していますが、最終的な営業利益は計画どおりの着地となると予想しています。

私からの説明は、以上です。ありがとうございました。

2030年に向けた成長戦略

仲村直樹氏:代表取締役社長の仲村です。どうぞよろしくお願いします。こちらのスライドには、中期経営計画で示した資料を再掲しています。

スライド左側のグラフがKPIです。4つの主力商品をそれぞれ大きく成長させることを目指しています。2030年の目標として、紙袋で約350億円、印刷紙器で350億円、段ボールで180億円、化成品で150億円という構成で進めていきます。

この中でポイントとなるのが、オレンジ色で示された印刷紙器です。紙袋と印刷紙器の売上高を並べることが、当社の大きな目標となっています。

従来より「ザ・パックの看板商品は紙袋」と言われることが多かったのですが、ここで紙器と紙袋を2大看板とする構想を描いています。また、紙器の市場規模は約1兆円以上と見込まれ、今後の成長を牽引する重要なドライバーとして大きく期待しています。

スライド右側に記載しているのは、市場別の目標値指標です。こちらについては後ほど詳しく触れるため、ここでは説明を割愛します。

品種別の進捗①紙袋

品種別の進捗についてお伝えします。まず、紙袋についてです。先ほど下村から数字の説明がありましたが、過去3年間のグラフを加えたかたちで表現しています。

この上期の売上高は148億8,200万円で、微増となりました。利益が若干下がった要因としては、価格改定のタイムラグなどが挙げられます。

スライド右下のグラフには、販売数量と平均単価が記されています。販売数量は合算で約7億5,700万枚となり、昨年と同水準で推移しています。平均単価は若干上昇し、19円60銭です。下期には価格改定の効果がより顕著に表れると考えており、期待を寄せています。

施策についてはスライドの左側に記載のとおりですが、特に宅配袋の需要がさらに高まっており、増強する計画を進めています。この計画は下期の業績に寄与するものと見ており、今後も高い市場占有率を活かした拡販に努めていきたいと考えています。

【参考資料】紙袋の品種一例

紙袋の品種例です。こちらのスライドは毎回添付していますが、後ほどご覧ください。

品種別の進捗②紙器

紙器についてです。売上高は127億5,900万円で、前年同期比5,500万円の増収となりました。営業利益は11億5,400万円で、前年同期比1億5,500万円の増益となっています。販売個数は6億8,500万個と、ドライバーとしては非常に物足りない上期でした。

紙袋と同様、この春先には久しぶりに板紙の価格改定があり、その対応に追われていたという背景があります。一方で、アセンブリ(組み立て)などの提案が非常に好調に推移しており、下期から反映される受注が多くあります。

この点については後ほどあらためてご説明しますが、さらに高いレベルを目指していきたいジャンルとなっています。

品種別の進捗③段ボール

段ボールについてです。非常に順調で、売上高は84億300万円を記録しました。営業利益も昨年は厳しい状況でしたが、底を打っています。

最大の要因としては、EC関連の伸びもありますが、電機関連機器の輸出梱包を含めた梱包材の受注が大きくプラスに寄与しています。非常に好調な流れとなっており、この状況は当面続くと考えています。販売数量は1億4,000万ケースで、平均単価も昨年より10円以上上がっています。

品種別の進捗④化成品

化成品の売上高は63億6,400万円と、前年同期比ほぼ横ばいです。多様な商品が含まれていますが、スライド右下をご覧いただくと、その流れがよくわかるかと思います。

グリーンの棒グラフに示された紙製おむつ用外袋は、紙おむつの代替パッケージです。このジャンルは少子化や価格のスペックダウンの影響を大きく受けており、毎年売上が減少しています。

しかしながら、レジ袋などを含めたプラスチックバッグ(ポリ袋)は、昨年から伸長しています。また、「軟包装」と記載のあるフィルム全般では、菓子の個包装袋や飲料ラベルが堅調に推移した結果、化成品部門全体としては前年同期比で横ばいとなりました。

こちらは当社のトータル販売の1つの姿であり、減少した分を成長した分で補い、全体を横ばいに維持することが表れたカテゴリだと思っています。

紙製おむつ用パッケージは下げ止まりの流れに入っており、ここから軟包装やプラスチックバッグのプラス分が加わる見込みです。プラスチックバッグが増加している背景としては、一時期ほどポリ袋に対する環境負荷への嫌悪感が薄れてきていることが考えられます。

特にキャラクター系ショップや雑貨系ショップではプラスチックバッグが適している場合が多く、そのジャンルが大幅に増加しており、テーマパークなどの需要を取り込んだ結果のプラスです。

品種別の進捗⑤その他(印刷/縫製品/PASシステムなど)

その他に分類されている事業についてご説明します。トータルの売上高は77億2,400万円で、ほぼ横ばいの状況です。

スライド右下には、主な内訳が記載されています。「PASシステム」は、スライド右上にある注釈のとおり、包装資材とともに消耗品全般をお届けするサービスです。こちらが大幅に減少したというのが、昨年までの流れとなっています。

これはお客さまの合従連衡により、商権を一部失ったことが影響しており、一過性のマイナスであると考えています。

一方、最近ではトートバッグや巾着袋といった縫製品が非常に増加しています。特にファッション系のギフト袋や、スポット的なインパクトのある販促活動において利用される傾向が見られ、上昇傾向にあります。引き続き、このようなサイドメニュー商品の販売にも注力していきます。

食品市場における進捗

ここからは、市場別に分けてご説明します。まずは、食品市場における進捗についてです。

スライド左側のグラフのうち、濃いグリーンで示している下半分について、食品市場における上期の売上高は前期比12.5パーセント増加と、堅調に推移しています。通期の計画値である330億円には十分に手が届く見込みであり、2030年12月期の目標値である400億円に向けて、引き続き堅調に推移していると考えています。

食品というカテゴリは非常に幅広いのですが、スライド中央に記載している当市場における取り組みとして、まずは施策の1つ目である食品一次容器の拡販についてご説明します。

食品一次容器とは、食品に直接触れるパッケージを指します。当社は得意とする紙加工技術を活かし、数年前からこのような商品が仕上がる設備を導入しており、堅調に受注が増えています。

また、ファーストフード店やコンビニエンスストアのホットコーナーなどで採用が進み、このタイプの容器では年間で2億個近い生産を行っています。

このような紙器の分野において、さらにラインアップを拡充していくことを引き続き着実に進めていきたいと考えています。

また、施策の2つ目の流通加工事業も、非常に堅調に推移しています。具体的には、箱や商品のアセンブリまで対応可能な設備を整え、今年は、国内で5ヶ所目の拠点を札幌に開設済みです。

この設備はフル稼働時に、5ヶ所で約1,000万ケース以上の能力を発揮できるものです。新しいお客さまに組み立てとセットで紙器を販売することで、売上に大きく貢献すると考えています。

施策の3つ目は、軟包装の拡販です。紙器を拡販すると、フィルムが必然的に必要になるケースも少なくありません。新たに箱や商品を企画される際には、デザイン段階から関与することもあるため、箱の売上が増えればこちらの需要も増えると期待しています。

スライド右側のグラフは、食品一次包装および食品市場向け軟包装の売上高推移を示しています。どちらも堅調に推移しており、今後もさらに成長を加速させたいと考えています。

EC・物流市場における進捗

EC・物流市場における進捗についてです。上期の売上高は前年同期比16.6パーセントの増加と、順調に推移しています。主に、先ほど触れたEC用資材と輸送梱包資材の2つが、業績を大きく牽引しています。

施策②の輸送梱包資材の拡販について、スライドには家電・蓄電池関係の資材の受注について記載しています。

ご承知のとおり、AI需要によりデータセンターが非常に大きく成長しています。データセンターに納入する資材については、今後数年間、同様の流れが続くと考えています。その推移は、スライド右側のグラフに記載のとおりです。

流通小売市場・海外事業の進捗

流通小売市場および海外事業の進捗です。上期の売上高は、前期比で若干のマイナスとなりました。先ほどご説明したベンダー業務の「PASシステム」が、結果として足を引っ張るかたちになっています。

施策の1つ目としては高付加価値商品の拡販、2つ目としては海外市場売上高の向上を挙げています。

当市場における代表的な取り組みをスライドに記載していますが、先ほどご説明した縫製品販売に関する内容のとおり、「パッケージがブランドの世界観を表現するツールである」という認識が一部の感度の高いお客さまに再び注目されるような動きが見て取れています。

今年のホリデーシーズン、いわゆるクリスマスシーズンのパッケージ内容を見ても、非常に良いものが増えてきそうな流れです。パッケージは消耗品であるため、経費削減の影響を受けやすいのですが、振り子が若干戻ってきたように感じられます。そのため、このようなニーズに応えるための提案活動を強化しています。

スライドでは海外市場売上高にも触れていますが、順調に推移しています。今年は特に中国の売上が堅調であり、ここも流通小売市場としてカテゴライズしています。子会社としてはまだ大きな規模ではありませんが、引き続き人員の投入を含め、成長を後押ししていきます。

資本配分戦略の全体像

このスライドには、「資本配分戦略の全体像」というテーマで中期経営計画に記載した内容を加筆して掲載しています。スライド左側の図に変更はありません。デットも活用しながら、成長と資本効率の両立を目指していきます。

また、スライド右側に記載のとおり、奈良工場建て替えのための土地取得を完了した旨の開示を先日行いました。ここから先については、開示可能なタイミングになりましたら適時開示していきますので、ご了承ください。

いずれにしても老朽化が進んでいるため、新しくするだけでなく、生産性を高めた最新鋭の工場とする予定です。また、先日熊本で地震が発生しましたが、社員の安全を守り環境を改善することで、社員にとって良い工場を目指したいと考えています。

人的資本戦略の進捗

ここからは、企業価値向上に向けた取り組みについて説明します。まず、人的資本の強化を通じて持続的成長の実現を図る方針については、中期経営計画にも記載しています。ここでは、その一部を取り上げてご説明します。

今年も引き続き、キャリア採用を進めています。現在の社会の動きにおいて、専門性を持つ人材の必要性が高まっているため、積極的に採用を進め、その人材に活躍していただくという流れを堅持していく考えです。

また、2点目として挙げているのは、DX研修です。3年ほどかけて実施している社内研修において、DX人材を各部署で育成しており、この研修の成果としてAIの活用がそれぞれの部門で進展しています。

こちらは、今後も大きな期待を寄せている取り組みです。この研修を通じて、同業他社に対する質的優位性をさらに高めていきたいと考えています。

他の施策も、時代に合わせて随時更新しています。スライド最下部に記載のとおり、ヘルスケア研修の実施やエフ休暇の適用範囲拡大に加え、ウェルネス休暇を今年上期に新設しました。

IR・SR活動の進捗

IR・SR活動の進捗についてです。

スライドには認知拡大や情報開示などが記されていますが、上から3番目の「理解促進」の項目では、個人投資家との接点拡大を目的に、7月末にWebセミナーを初めて個人投資家向けに実施しました。ライブ視聴者は約2,100名でしたが、オンデマンド視聴者と合わせて、現時点では4,000人を超える視聴者数になっています。

機関投資家との対話も強化しており、今年上期の時点で昨年と同等の成果を達成しています。引き続きIR活動を積極的に展開し、みなさまの認知度を高め、ご理解を深めていく活動を進めていきます。

サステイナビリティ向上の取り組み

サステナビリティ向上の取り組みについてです。中期経営計画に記載しているとおり、FSC、CO2排出量削減、森林保全活動などの進捗状況を記載しています。遅れているものに対しては、強く改善を求めていきます。

サステイナビリティ向上の取り組み

2026年6月末時点における管理職の女性比率は、8.94パーセントです。一気に進むものではありませんが、今年春に入社した社員のうち女性の割合は38.7パーセントとなり、6年連続で目標である35パーセント以上を達成しています。

また、社員が長く働ける環境をより整備するため、社内の制度を充実させていきたいと考えています。「ザ・パックフォレスト」というのは当社の仕組みですが、賛同社数も順調に増えています。

スライド下段には、上期に行ったその他の取り組みを記載しています。リスクマネジメント体制の強化や取引先との協業による品質維持・向上についても、引き続き取り組んでいきたいと考えています。

以上でご説明を終わりますが、最後に、ご説明の途中で触れたアセンブリの動画をご紹介します。非常に短いものですが、冒頭に下村がご説明した「TOKYO PACK 2026」で使用する素材が完成しましたので、その一部をご覧いただければと思います。

(動画始まる)

工場で製造した箱を和歌山製函工場に持ち込み、この状態で製函機に設置します。この製函機は、箱を組み立てて完成品が出てくる構造の機械です。

一方、箱の底面に入れる仕切りは自動化が難しいため、この形状によって作業ペースが変わります。従来はお客さまがご自身で行っていた作業を、当社が代行するというかたちです。

さらに、川崎製函&アソートセンターでは、商品のアセンブリまで機械で行える点を強みとしています。

(動画終わる)

「なんだ、これだけのことか」と思われるかもしれませんが、お客さまにとってこれは非常に手間がかかる作業であり、それをアウトソーシングできる点が非常に好評です。

また、この仕組みは、人手がなかなか確保できないという現代の状況にも合致していると思います。さらに、機械の活用によって人件費の高騰にも対応可能である点が、より評価されているのではないかと考えています。

中小企業のお客さまが多いため、機械を設置するスペースやオペレーターがいない状況においても非常に大きなご注文をいただいており、ここに注力していきたいと考えています。

「TOKYO PACK 2026」には他の動画も多数あるため、ぜひ「TOKYO PACK 2026」にお越しいただければと思います。以上で私からのご説明を終わります。ありがとうございました。

質疑応答:下期計画の理由と食品市場の減収計画について

質問者:下期のご計画が、先ほどのご説明内容と比べて若干弱めに見えます。下期からの価格改定効果やアセンブリのさらなる貢献、また、昨年下期に起きたECや通販の大手のお客さまにおけるサイバー攻撃やシステム障害により、発射台が低くなる要因があったと認識しています。

それらを踏まえても、この引き算した数字が少し弱く見えるのですが、なにか理由はありますか?

下村:「下期・通期の予想が保守的ではないか?」というご質問についてお答えします。まず、1つ目の要因として、上半期は価格改定の交渉を進めてきました。

「ロットの切り替えから」や「新商品から」といったように、お客さまごとに改定時期が異なる部分がありましたが、おおむね4月あたりから改定が実施されるケースが多くありました。

前倒しのような動きも一部見られたことから、現時点では下期の見通しをやや慎重に見積もっているのが正直なところです。また、すでに8月も終わったため、第3四半期の進捗や具体的な内容について、なにかお示しできるものがあれば速やかに発表したいと考えています。

次に、スポット要因についてはあまり個別のお話はしないようにしていますが、先ほどEC専業のお客さまについては、若干伸びが滞った数字があったと申し上げました。この部分には、その影響が若干入っています。

なお、倉庫さま自身はすでに復旧されていますが、そのタイミングで商権の移動やエリアごとの棲み分けもあるため、その影響が若干出ていると考えています。

一方で、全般的にEC(通販)や輸送梱包用途の受注は非常に好調であるため、下期にはここにプラスアルファでさらなる成果を出せるよう努めたいと考えています。

質問者:スライド23ページの左側にある食品市場の売上高のグラフでは、下期は前期比で減収となるご計画でしょうか?

下村:食品市場のカテゴライズにはさまざまな要素がありますが、足元の動きとしては、こちらも計画を上回るペースで推移しているジャンルだと思います。現時点で申し上げられることはありませんが、必要な段階で速やかに開示していきたいと考えています。

質疑応答:奈良工場の用地取得および建設計画の詳細開示時期について

質問者:奈良工場の用地取得について、今後の建設計画の詳細、例えば期間や投資金額はいつ頃に開示できそうですか?

下村:先ほど、社長の仲村からも「開示できるタイミングであれば速やかに」と申し上げましたが、ご承知のとおり、現在は建築コストが非常に高騰している状況です。そのため、足元では複数のゼネコンとさまざまな交渉を進めています。

造成工事なども開始する必要があるため、現時点では中期経営計画期間中の竣工・稼働を目標にしています。ただし、現時点では詳細を開示できる段階にはありません。年内を目標に、可能な限り早いタイミングで詳細を開示できるよう準備を進めていきます。

質疑応答:サイバーセキュリティへの取り組みについて

質問者:業績とは直接関係のない質問で恐縮ですが、サイバーセキュリティに関する取り組みについて、現在ご検討中のことがあれば教えてください。

下村:当社も例外ではなく、非常に危機感を持っています。取引先などでも大きな影響が出ており、それに比べると、包装資材の製造・販売を行っている当社は若干対応が遅れている部分があります。

また、個人情報を扱うケースが非常に少なかったため、正直なところ、後手に回っている状況がありました。今年は新たにコンサルタントの力を借りながら、社員一人ひとりの教育を最重視しつつ、ソフトウェア関連のアップデートなども計画的に進めています。

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